もうこんな話

仕事の愚痴、同僚へのひがみや上司に対する鬱憤。不毛である。

ダラダラと話され続けて気持ちの良いものでもないが、割とそういう話題が発言の多数を占めてしまうような人が一定数いるということもまた事実。

愚痴は愚痴でも、面白おかしく話のネタとして提供してくれる人はウェルカムだ。こちらもジョークを交えながら、あるいは相手の自虐に乗っかりながら、ときにはあえて少し行き過ぎたブラックな合いの手を入れながらも楽しく肴としてつまめるので。  

一方で、相談でもなく、本当にただ純粋に、愚痴を愚痴たるものとして、起承転結もなく不満タラタラに訴えるだけの会話とも言えない一方的な演説は、どうにも処理に戸惑う。

うんうん、とうなづきつつも、実際には共感しているわけもなく、「不満をまきちらすだけの不毛なことやっとらんで自分で環境を変える努力をすればいいのに」なんて思ってしまうこともしばしば。そういうときは、だんまりを決め込むか、可及的速やかに演説の熱量が下がることを期待して必要最小限の人間活動に終始する。

下手に反応すると、顔にも言葉にも出てしまうしね。わし、不器用じゃけん。

分かりますよ? すべてが解決できる類のものでないことぐらいはね。ほら、僕だって立派な中年ですから。でもまあ、それならそれで、多少はウィットを含んだトークスクリプトに仕上げてよってね?

自分があまりそういうものを感じない超鈍感なタイプだからかもしれないし、稀に感じたとしても自分の可能な範囲では、自分の感情に負の影響が出ないように何かしらのアップデートを試みる方ではあるので、なおさらなのかもしれない。

何もしないまま、ただ与えられた頭皮に不満を述べるだけでは毛は生えませんよ。

でもね、一番良くないのは、そういう演説ライクなお話が多めの方との関係性を現状維持しつつ、それに対して何かしら上から目線でこっそり物申そうとnoteの投稿フォームを開いてしまった自分自身であるのは間違いないのよね。

このエントリー自体が不毛かつ主義主張の合理性にかけるという矛盾。あら不思議。なんということでしょう〜。

根のないところに毛は勃たず。ふぅ……もう!!
こんな話はもうこんくらいで終わります。

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