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大好きな人との大切な思い出は、出来る限り素敵なものでありたい

3回ご飯を食べて告白しなかったら、ただの友達になってしまう

『花束みたいな恋をした』でのセリフ。

友曰く「1dayのコンタクトを2週間つけた時に見たら横浜流星」のビジュをしている私の好きな同期入社の男が、ついに私の彼氏になった。

※イメージ

告白は3回目のデートの帰り道だった。

「聞きたいことがあるけどいい?俺らの関係性についてなんだけどさ、どう考えてる?俺は同期同士としてよりも、恋愛としてみてる」

いつもヘラヘラしてばかりの私の好きな男は、いつになく真面目な顔をしながら、こんなことを言ってきた。

職場(学校)と恋愛の公私混同はしない、という硬派な遊び人のようなポリシーを持つ私の好きな男は、かなり迷っていたらしい。会社の同期である私と付き合うかどうかを。

一方私は、突如開催された「俺らの関係は何なのか?また、付き合うに至るべきか」といった、まるで就活のようなグループディスカッションに動揺した。

大好きでたまらないこの男と付き合うことになるかもしれないこの瞬間が、これから先何回も思い返すかもしれないこの瞬間が、グルディスになってしまうのを何としても避けたかった。

理屈を述べるのではなく、私の気持ちを正直に伝えなければと思った。大好きな人との大切な思い出は、出来る限り素敵なものでありたい。

だから「俺たちの関係性どう思ってる?」の返事として、「私はあなたのことがすごく好き」と答えた。

思えば、会社の内定者時代に初めて会った1年半前から、異様な落ち着きを纏いながらもド下ネタで自己紹介をして笑い(失笑)をかっさらったこの男のことが、気になって仕方がなかった。

賢くて、あざとくて、話上手で、聞き上手な、私の好きな男に、あなたがすごく好きなのだよと伝えるタイミングは今しかないと思い打ち明けた。

好きな男はびっくりしていた。

「まじで?今まで全然気づかなかったんだけど」と目を見開きながら言った。


嘘をつくな、
お前の横にいるのはお前のこと好きすぎてnoteにお前に関する連載始めるほど狂気的な女だぞ?気づいて無いはずないだろうが?



と、すっかり拍子抜けしてしまった。男が私に対してあざとかったのは、てっきり私の好意がバレバレであったが故と思っていた。賢いんだか鈍感なんだか...。

「じゃ、付き合うか」

と何ともアッサリした提案を受け私も賛同した結果、議題「俺らの関係は何なのか?また、付き合うに至るべきか」のグルディスは30分ほどで終わった。

晴れて、私の好きな男は私の彼氏となった。

後日、彼氏は「俺のあの告白は45点だった」と言っていた。一応赤点ではないらしい。なら大丈夫だね。

また書きます。




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