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あなたが嘘をつかなくても生きていけますように


あなたが嘘をつかなくても
生きていけますようにと
何回も何千回も願っている
さよなら

よるのあと/adieu


春、

1dayコンタクトを2週間つけ続けたときに見たら横浜流星に似てる彼氏と付き合い始めて、
9ヵ月が経とうとしている。


私は華の港区にて、社会人2年目を迎えた。

仕事や職場の人間関係に悩むことなく、
平和に過ごせている。

超優秀な上司のイケメンお兄さん、
優しくてチャーミングな先輩、
そして賢く頼もしい同期。

キラキラとした空気を持つ人達が傍にいる。

有難いねぇ...。

社会人になって得たもの。


時間とお金の自由。
関わる人間をある程度選べる自由。
無茶な努力を誰からも強いられない自由。


素晴らしいことだらけじゃないか!!!


とは言いつつも....

土曜の夜と日曜の朝に
消えてしまいたくなるほどの鬱が襲ってくることがしばしばある。

たぶん、平日の躁状態から抜けた瞬間に。

そんな私を前に彼は、
「泣かないで、笑ってるの好きだよ」と言う。

「辛くなっちゃったか、そんな日もあっていいよ」とも言ってくれる。

彼がそんな風に他人に優しくなれる訳には、幼い頃から彼の周りにいる大人たちの温かさがあるのだろう。

「もう泣かない、わかった?」と諭してくれることもある。

SMAPの夜空ノムコウでいう
「心のやらかい場所」を
あまりにもサッと上手に優しく
抱きしめるもんだから、

それにびっくりして、また涙がでちゃう。


そういや「優しさに触れると泣いちゃう」
とテレビで泣いていたアイドルの子がいたな。

周りの人の優しさすべてを
笑顔で受け止められるくらい、
いつの日か
その子の心が温かいもので包まれるといいね。




話変わるけどRRR観た?

銃とか矢とか鞭とか
やたらめったらヒュンヒュン飛んでくから、
隣に座ってる彼氏の腕にすがりつきながら観ていた。

いちいちビクビクする私を
放っておけばいいのに、
怖いシーンが来る度にヨシヨシしてくれるの逆に恥ずかしくなるからやめて〜〜〜〜っ(やめないで〜〜〜っ)

3時間観終えたあとはグッタリだった。

彼氏もグッタリしてて、
2人ともぼんやりしたまま
帰り道の途中にあるリンガーハットを食べた。


どんなときも甘えさせてくれる彼と共に
楽しいことや心が弾むことを探しながら、
私たちは平凡に暮らしている。


ただ、
彼の仕事は日を追う事に忙しくなっている。

一緒に過ごしていた日に突然
彼の社用スマホが鳴り、
翌朝6時の飛行機に乗るようにと
会社から連絡があった。

休日に呼び出され遠方の出張が決まるのは、
今回だけではなかった。

仕事中の彼を見るのは好きじゃない。

不安そうな、深刻そうな、時間がなさそうな、
あまり楽しくなさそうな姿は見ていたくない。

彼は
仕事をする時間と
私と過ごす時間の境界線を
忙しなく行き来している。

その姿を傍で見ていると、
私もつられて心もとない気持ちになってくる。

翌朝6時の飛行機に乗るために、
私の家から直ぐに帰らねばならなくなった彼に対して、

「これからこういうことが多くなるだろうから、この際一緒に暮らそうかって、
そんな風に言ってくれるのを、
私はいつも待ってる」

と言ったところ、


「じゃあ、一緒に暮らそうか」と言われた。

本当は...

私が言わせずとも、
一緒に暮らしてみないかと
彼から提案されたかったけど...

まあいいや。

ということで私たちは
世間が新生活にぼちぼち慣れ出した
この4月半ばに、
2人暮らしの生活準備を始めることとなった。

未知数なことだらけだけど
互いに心やすらぐ日々を過ごせたら。


彼が出張に行っている間、
SUUMOで2DKの間取りを見ながら
私はそんなことを考えていた。

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