【ギラヴァンツ】J2第3節 vs琉球(2020.07.04)

 初めまして、ちゃまんじゅうです。ギラヴァンツ北九州のマッチレビューを書いていこうと思いますので、よろしくお願いします。

※1サッカーファンの感想です。分析記事ではありません。また、ギラヴァンツ中心(ついでにギラ贔屓)の内容となりますのでご了承ください。

 さて初回はJ2第3節、7/4(土)ギラヴァンツ北九州 vsFC琉球の一戦です。

試合結果

 さて最初に試合結果を振り返りましょう。

ギラヴァンツ北九州 4 - 0 FC琉球

 ギラヴァンツ北九州は嬉しいJ2昇格後の初勝利となりました。両チーム共にパスを主体とした攻撃的なサッカーを掲げていますが、この一戦に関してはギラヴァンツのハイプレスが見事に機能し、多くの時間帯で優勢にゲームを進めました。両チームともボールを持ちたいチーム同士の対戦となった中で、最終的なポゼッション率が「北九州55:45琉球」とそのまま結果を表した形となりました。

フォーメーション

フォーメーション図はJリーグ公式サイト参照

 北九州はいつもの4-4-2、前節長崎戦から2名変更となり、ボランチは国分選手・加藤選手のペア、CBが岡村選手・村松選手ペアとなりました。前節はボランチにMF国分選手を投入後、明らかにパス回しがスムーズになりましたので、そこを評価されてのスタメン抜擢でしょうか。

 一方琉球は4-2-3-1のフォーメーション。前節福岡戦から左SHの富所選手1名変更となりました。

試合展開

 試合前半から北九州は積極的に前からの守備で捕まえにいき、琉球に満足なビルドアップを許しません。攻撃面では、開始早々セットプレーを立て続けに得るも、得点には至らず。琉球にもショートカウンターやFW阿部選手へのロングボールで何度かチャンスを作られたものの、チーム全体の早い帰陣と守備陣の頑張りで何とか凌ぎます。特に8分頃のショートカウンターでは一時的に北九州の守備3人に対して琉球5人となっていましたので、ここで1点決まっていれば、また違った展開になったかもしれません。全体的には北九州が押し気味ながらスコアレスで後半へ。

 後半開始早々、試合が動きます。48分右サイドでフリーになったMF高橋選手からのピンポイントクロスに対し、2列目から走りこんできたMF国分選手が頭で合わせ見事な先制ゴール。さらに61分、MF国分選手からのパスをFW池本選手がスルーしMF高橋選手へ。MF高橋選手からのダイレクトの浮き球パスを、FW鈴木選手がボレーシュートでゴールに沈め、貴重な2点目をゲットしました。その後交代で入ったFWディサロ選手、FW佐藤選手もゴールを決め、4-0で勝利となりました。

ポイント① ハイライン・ハイプレス

 この試合のポイントはやはりJ3から継続している北九州の代名詞・ハイプレスが機能していたことでしょう。前線からのプレッシャー、ボールロスト後の切り替え、セカンドボールへの反応等いずれも素早く、ボール奪取やゴール前での波状攻撃を可能としていました。終盤になってもほとんど運動量は落ちず、小林監督のシゴキの成果が発揮されたようです。

 プレスに合わせて最終ラインも非常に高く、ハーフライン付近まで上げることもしばしば。背後を狙われることもありましたが、特にCB村松の反応の良さが目立ちました。ルーキーながら今シーズンの活躍を期待できそうです。

ポイント② ダイレクトプレー

 攻撃面で目立ったのは、ダイレクトプレーを多用していることでした。ビルドアップでCBから前進する時、前線でPAに侵入する時共にワンツーやダイレクトパスを積極的に使い相手の守備を突破できていました。また、「狭いサイドでダイレクトのパス回し→サイドチェンジ」も効果的に使用できていたと思います(特に1点目に繋がった展開)。

 昨年はハイプレスでボールを奪っても攻めあぐねることが多かった北九州ですが、今節は再現性がある(と感じられる)崩しのパターンが見られ、単純に見ていて面白くなりましたね。得点の匂いがするようになったというか・・・。

 実は前節長崎戦でもダイレクトプレーの意識は感じられたのですが、雨の影響もあってか失敗が目立っていました。今節のようなプレーが今後も継続していければ、大きな武器となりそうです。

というより選手たち、何時の間にそんなに上手くなったの・・・?笑

個人的MOM

 今回は、MF国分選手!

 皆さん異論無いんじゃないでしょうか?値千金の先制点(ついでにミクスタでのJ2初ゴール)はもちろん、中盤でのゲームメイク、インターセプトなど攻守で非常に効いていたと思います。3アシストのMF高橋選手も素晴らしかったですが、今回はハードワークの目立った国分選手で!

今後に向けて

 今節は非常に良い内容で快勝でしたが、次節以降に向けて気になる点。

①このプレーが継続できるか?

 心配性の私は一勝だけだと、「ここまで上手くいったのは、琉球のコンディションが悪かっただけでは・・・?」と不安になります(笑)。次節でもいい内容で継続していければ良いですね!

 また運動量を要求される北九州のプレースタイルにとって、今後は暑さと過密日程も敵となります。選手のローテーションはするのか、5枚の交代枠をどう使うのか、小林監督の采配にも注目です。

②個の力に対抗できるか?

 今節北九州の守備がガッチリ嵌ったのは、ボールを繋ごうとしてくれる琉球だったから、という面はあると思います。北九州の高い最終ラインに対し、シンプルに「デカくて強くて速いFWにロングボールを蹴る」というチームに対抗できるか?というのはまだ未知数。特に前節・今節と良かったCB村松選手が170cmと小柄のため、今後は高さを狙われる展開もあると思います。

おわりに

 今節はDAZNで観戦しながら「こんなの、俺の知ってるギラヴァンツじゃない(歓喜)」ってなったよね。

 今節のマッチレビューは以上です。次節は7/10(金)vsファジアーノ岡山戦。DAZNで観戦予定です。


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