【ギラヴァンツ】J2第4節 vs岡山(2020.07.10)



 こんにちは、ちゃまんじゅうです。今回はJ2第4節、7/10(金)ギラヴァンツ北九州 vsファジアーノ岡山の一戦です。

 北九州は前節、非常に良い内容で琉球に勝利。J2初勝利を挙げました。一方岡山はここまで3戦負けなし。前節も後半早い時間に退場で数的不利&同点に追いつかれる苦しい展開ながら、しっかり守り切って磐田から勝ち点1をもぎ取っています。

試合結果
 さて最初に試合結果を振り返りましょう。

ギラヴァンツ北九州 2 - 0 ファジアーノ岡山

 ギラヴァンツ北九州は連勝!

 ポゼッションは「北九州57:43岡山」と、前節の琉球戦以上にボール持てる展開となりましたが、内容としては拮抗したゲームだったと思います。お互いに守備が良く、なかなか決定的なチャンスが作り出せない中、一瞬のスキをついて2点を決めた北九州が勝利しました。

フォーメーション

フォーメーション図はJリーグ公式サイト参照

 北九州はいつもの4-4-2、スタメンは琉球戦から変更なし。

 岡山も同じく4-4-2。出場停止のCB田中選手に代わって後藤選手の出場となりました。

 お互い守備が噛み合うミラーマッチとなり、同相手の守備を掻い潜るのか、見ごたえのある試合となりました。

試合展開


 試合開始直後はボールが落ち着かずバタバタした展開となりますが、両チーム相手のライン裏へのボールを狙っていることが見受けられます。その後前線からプレスをかける北九州に対し、やや構えて守る岡山という構図になり、北九州のほうが余裕をもってボールを回す展開となります。一方給水タイム後は岡山も前からプレスをかけ始め、北九州陣内でボールを奪ってショートカウンターといった形を作るなど岡山ペースに。枠をとらえたミドルシュートも何度か浴び、冷や冷やする展開ですが、何とか凌いでハーフタイムへ。

 後半開始直後は前半同様に岡山ペース。特に岡山のFW清水選手・イヨンジェ選手のコンビネーションで決定的なチャンスも作られましたが、何とか凌ぎます。一方徐々にボールを持てるようになってきた北九州もいい形の攻撃が見られ始めます。その流れで60分、ついに先制点が。FW鈴木選手のシュートの跳ね返りをMF高橋選手が胸トラップから右足一閃!ゴール右上に叩き込み、待望の先制点。さらに62分MF加藤選手の絶妙なスルーパスから途中出場のFW佐藤選手が抜けだし、キーパーとの1対1を制して追加点。最後まで点差を守りぬき、北九州が2連勝を飾りました。

ポイント① ロングボール対応 

 この試合の北九州の守備はいつも通りハイプレスを敢行。これに対して岡山は明らかに裏へのロングボールを狙いにしており、特にFWイヨンジェ選手がターゲットとなります。これに対し北九州はCB2名が挟むように対応し、自由を与えないことで、上手く対応できていました。ロングボールが通されすぎると最終ラインも下がり、前線も前からプレスに行けなくなりがちですので、岡山の攻撃を封じるうえで重要なポイントだったと思います。

 特にCB村松はその身長差(村松選手は身長171cm)を感じさせない巧みな守備を見せていました。カバーリングやカウンター対応も素晴らしく、本当にルーキーとは思えない素晴らしいプレーを見せてくれています。昨年入団が決まった時は、恥ずかしながら「ボランチへのコンバートもあるかな?」と思っていました。しかし小林監督は恐れず試合で起用し、村松選手もそれに応えている姿を見ると、監督の慧眼を思い知らさらますね。

  ちなみに北九州も結構ロングボールを意識していましたが、FW鈴木選手も中々ボールが収まらず、お互い様の展開でした・・・(2点目の佐藤選手の裏抜けは最高でしたけどね!)

ポイント② ミドルシュート対応

 この試合岡山に決定的に崩されたシーンは数えるほどしかありませんでしたが、強烈なミドルシュートをかなり打たれていました。(シュート数、枠内シュート数は岡山のほうが多い) 。

 もちろんPAへの侵入を許さないのは重要ですが、GK永井選手の良いセーブが無ければ先制点を奪われてもおかしく無い、見事なシュートを撃たれていました。やはり相手もJ2レベルということでテクニックがあり、ドリブルでずらしてコースを作られることもありますが、こぼれ球を余裕を持ってシュートを打たれるのは無くしたいところ(特にパウリーニョ選手に撃たれた2回)。

 ゴール前での集中力・反応はもっと高め、ホルダーに素早く詰める様にしていきたいですね。


個人的MOM

 今回は、MF高橋選手!

 やはり先制点は大きい。試合終盤の遅延行為でイエローカードを貰ったのは余計でしたが笑。ギラヴァンツの攻撃は右サイド経由が多いので、今後も奮闘を期待します!そして清水さんから借りパクしたい(切実)。

 その他、絶妙なスルーパスで2点目を演出したMF加藤選手、相変わらず運動量とパスワークが良かったMF国分選手、しっかり守りきったDF村松選手やGK永井選手もよかったです。


おわりに

雨に濡れると、両SBの福森選手と永田選手が似ている・・・

 今節のマッチレビューは以上です。次節は7/15(水)vs京都サンガFC戦。段々と日程が過密になってきますので、昨年の主力ながら今のところ出番のない町野選手、藤原選手、河野選手などに出番がくるかも!?


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