頭の上に黄色が咲く日

雨が苦手。
世界が少し暗くなるところとか、間違えて水たまりに突っ込んで靴下がびちゃびちゃになっちゃうところとか、お気に入りのスカートが着れないところとか、いい音のなる落ち葉が力を失うところとか。

最寄駅から高校までの15分の道のり、雨の日のわたしの頭の中はいつもこうだった。

セグウェイと傘が合体して、自分で歩かなくてよくて、雨から完全に守ってくれる機会があればいいのに。

今でもよく思うこと

雨の好きなところ。
小雨のとき、傘に当たる雨音が心地よい。
傘を広げると頭に上に黄色が咲く。

お気に入りすぎて穴を塞いだ長傘

布をアップサイクルさせた折りたたみ傘

この間の雨の日、友人の頭の上にはお花が広がっていた。こうやって1日1日がかけがいのないものになる。