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行きは2つ、帰りは1つ

電車の中、ショルダーバッグともう一つ、お花と封筒が入った袋を膝に乗せた人が4つ隣に座っている。


1月後半から1ヶ月くらい、誰かと一緒に食べるご飯を作ることが何度かあった。

即席ナポリタン
にんじんステーキ(にんじんとは思えない甘さ)
おにぎり塩昆布キャベツ+豚汁
サラダスクランブルエッグホットドッグ
なすパラダイス
なんかいろいろ
かぼちゃのクリームニョッキ

誰と食べるか、いつ食べるか、考えながら作るのは楽しい。
ただ、肉じゃがとか卵焼きとか、勝負‼︎って感じがするものは緊張するから作らない。それっぽい見た目で、美味しそうな味が想像できるものをつくる。そして見た目の割に簡単なもの。



珍しくお菓子を作った。

お菓子作りって、思ってる2倍くらいの時間がかかると実感した。色々待てないわたしは、ぐつぐつなるまでオレンジをつんつんしていた。

バレンタインに合わせて家族女子軍が手を込んだものを作り出した、肝心な父は離れたところにいるのに笑

お母さん:チョコレートフィナンシェ
お姉ちゃん:玉ねぎのことこと煮?甘煮?
わたし:オランジェット

時間をかけて美味しいものを作り合える家のみんなが好きだなと思った(お父さんはこの間おいしいチョコレートをみんなにくれた)。


2つの荷物を持つ電車のあの人、いいなと思った。
誰かを思い浮かべてなにか準備するの、うきうきする。

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