見出し画像

無関心への挑戦

昨日、YouTubeで行われたイベントに参加しました(参加したと言ってもただライブ配信見ただけですが…)

https://note.com/events/n/n87c1e189fb48

東京都の宮坂副知事と担当者さんが語る東京都の情報発信というnote主催のイベントです。

最近、東京都では「シン・トセイ」という言葉を掲げて施策展開していることを偶然知り、なんだか行政らしからぬ面白そうな取組みをしていると思っていた中での今回のイベント。

組織の規模は違えど、同じ行政に携わる人間としては、他自治体の取組みってやっぱり気になります。

そして、なんと言っても東京都の宮坂副知事と言えば、ヤフーの代表取締役も務めたバリバリのIT界隈の方ということで、これまでの行政で上に立つ方とは違った経歴を持った上で、副知事に就任されていて、そんな方がどうあの巨大組織で仕事をしているのかかなり興味を持ったため、視聴させてもらいました。

詳しくは、アーカイブでチェックできるということなので、そちらをご覧になってもらえばと思うのですが、個人的にはいろんな学びがあったイベントだなと感じました。

センセーショナルな「シン・トセイ」というワードを掲げたのはトップダウンではなく、ボトムアップのプロセスを経たのが意外で、これなら組織の下のひともやる気出るだろうなと思いましたし、zoomを活用して副知事の言葉が主任の耳に直接入る打ち合わせって、上のひとだけ集まり、クローズな空間で行われる打ち合わせよりめっちゃいいなと思いました。

そして、今回1番心に残ったのは、宮坂副知事が「情報発信はフィードバックをもらうためにやる。フィードバックが来ないと進化は止まる。時には耳の痛いご意見もあるが、勇気を持って情報発信する。」という旨の発言をされていて、非常に共感しました。

行政の情報発信って一方通行になりがちで、「こちらは言っていますよ」的なスタンスをとることで、ある種のアリバイ作りをしていることが目的になってしまっている部分があります。

良質なコミュニケーションはお互いが反応し合うことが大事で、無関心というのが最大の課題だと私が日頃から感じていたことをズバっと発言されていたことが印象的でした(やはり言葉のキレ味が違いますね)

私が今やっている仕事でも、例えば、納税通知書を送ったのに払ってもらえていないのは納税への関心を持つことが出来ない発信だから払われていないとか、家屋調査の依頼をしても無反応なのは、家屋調査が何故必要なのかを十分に訴えることができていない文書だから連絡が来ないんだということに通じる話なのかなとも思いました。

無関心への挑戦。

これは行政の1つの課題なのかなと感じます。

同じ行政に携わる職員として、東京都の職員のみなさんにこれからも勝手に刺激を受けながら、自分の仕事にも繋げていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?