【読書記録】「英語に好かれるとっておきの方法(横山カズ著)」
動機
結論的にいうともちろん、英語って話せたら良いなってところなんですけどね。
今までで英語を特に勉強しようと思ったことがなかったんだけど、最近引越しをしまして。引っ越す前に、引越し先のご近所さんが外国の方だと分かり、多少は話せないとまずいかなというので手にとったのがきっかけです。
なので動機としては「多少の英語が話せるようになれれば良いな」ってところでした。
要旨(自分が自分に伝えたいこと)
英語を喋るとき、伝えたいことは「因数分解(それって結局はこういうことでしょ?という考え方)」をすること。
覚書
・伝えたいことの本質を捉えれば、だいたい知ってる語彙で間に合うよね。
・英語って難しい単語を覚えなきゃ話せないなんてことはないよね。例えば、「ぼったくり」って単語はみんな知らないけど、意味は知ってるじゃん。だったら「They will take all your money」って言えば良いじゃん。
・単語を使いまわせる能力があれば、表現は知性で決まる。
「Life is a short movie to watch」(こんなところで足踏みしていいの?)
「I'm a long book to read」(私はめんどくさい女よ)
・英語は突き詰めると2つの構造。
「A is B」 誰が(何)が、どのような状態である。
「A dose B」 誰(何)がどうする。
・発音って大事だよね。特に日本人は先頭にあるアクセントが難しいよね。でも意識すると英語も聞きとれるようになるし、話すときにも伝わりやすくなるよ。
所感
高校2年生の冬、大学受験をするために予備校の体験授業(個別)にいったとき、英文の作文で「b」と「d」を間違えて先生に「ここからか」と言われたことがあります。
けど1年間、根を詰めて勉強したら偏差値は60まで上がったっていうのが自分の学生時代のエピソードのひとつなんですが、案の定そんな詰め込みの勉強をしていたら「喋ること(書くこと)」と「聞くこと」はまったく身につかなかった。センター試験のリスニングとか、7点とかだったかな。
そんなわけで喋るのは苦手だったけど、この本を読んで考え方が分かって、少し喋れるようになった気がする。
この本を読んでたときちょうど満月で、「お月見」って英語でなんていうだろう考えたとき、「お月見」なんて単語知らなくても「一緒に月を見ましょう」って言えば良いんだって思えたことが自分の中では感動でした。これから表現に困ったら因数分解をしてみよう。
あとこれって、日本語にも応用できるよねっていうところも良い発見でした。
岩波ジュニア新書は分かりやすい言葉で本質を説明してくれるので好きです。何かを勉強する際の1冊目としては最適だと思う。
ちなみに、引っ越した先のご近所さんは日本語ペラペラでした。