能登地震〜情報化時代の情報欠如

能登地震の被害は発災後2週間になるが未だに全貌が見えない状況だという

2014年元旦、皆がそれぞれの正月を祝っていた中での惨事だ

痛ましい限りだ

当初、マスコミから発せられた報道は
「津波に注意」の連呼だった
東日本大震災の教訓からだろう

一方、被害状況に関しては
「金沢市内で塀が壊れた」
「一部地域で停電か」
「輪島市内で火事が」
程度で、
「皆さん落ち着いて」
といった感じであった

輪島の火事は比較的大きく報道されたが、当時消防がほとんどできない状態であっことも、だいぶ後になってからわかってきたことだ程度であった

1月2日になっても金沢市を中心に報道され、奥能登の方は被害が大きそうだ、といった感じだった

要は奥能登方面の情報が遮断されて被害の様子もよくわからない状態だっのだ

その後、日にちが進むにつれて、家屋倒壊、津波被害、道路の寸断、インフラの壊滅など次々と明らかになっていった

発災後数日経ってから救い出される人も何人もいた

もっと早い段階で現地の状態を確認できる情報があったら、もっと多くの人命が救われたかもしれない

それにしても県知事が被災地を訪れたのが発災後2週間経ってからというのはその感覚を疑う

発災して間もなくの間、状況がつかめななかったのは、被災地をつなぐ情報手段が断たれたためのようだ

そのため県や国の対応が大きく遅れた一つの要因だろう

「情報が得られないということは大事に違いない」
という洞察力か県知事や首相になかったのは残念だ

スマホ、インターネットが浸透した時代に
「情報がないので動けない」
とは何とも情けない

各自治体には衛星電話を常備するなど情報の確保に、より多くの準備を進めることを望みたい

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