荒れた髪の毛が求めていたものは?
ひょんなことから髪の毛を伸ばす決意をした。
動機はシンプル
いきつけの美容室との関係がこじれて、髪の毛を定期的にカットすることをやめたというだけ。
当時は、かなり短めのヘアスタイルで30日以内の周期でカットしていた。1回4,000円として年に13回カットするとしたら52,000円ほどの出費。
美容室との関係が良好な間はそのことをヨシとしてはいたのだが、急にその出費がモッタイナイような気がしてしまった。
そして、私は、髪の毛を伸ばすことにしたのだ。
長い髪の毛は楽しいのだろうか?
昨年の1月には、毛先の3センチ程度をカットしている。1,500円とかで簡単にカットしてくれるという専門店でお願いした。
今は、肩甲骨の下あたりまで伸びているだろうか?
抜け毛が酷く、何度も伸ばすのをやめようかと思ったのだが、なんとなく今の長さを楽しんでいるところがあり、伸ばし続けている。
なんとなく......という表現は微妙である。
大変なことも多い。
年齢ゆえか抜け毛も多い。
一方、年齢ゆえ楽しいこともある。
この年だからのメリット。「おさげ」髪を楽しむ
若いころは毛髪の量が多くて「おさげ」髪などできなかったのだ。三つ編みを左右につくった女学生風のヘアスタイルに憧れていた。自分には永遠に手に入らないものと諦めていたのだ。
ところが、今では、とってもかわいい「おさげ」髪を楽しめている。
毛髪の量が多い方には共感していただけるだろう。
毛髪の量が多いと、「おさげ」髪というヘアスタイルを楽しみたくても、それができない「若さゆえ」の問題がある。黒くて太い髪の毛で三つ編みをすると「しめ縄」のような、なんともゴツイ「おさげ」になってしまうのだ。
けれども、今、私は、髪の毛が細くなり、抜け毛だらけの年齢になったからこそ「おさげ」髪を楽しめている。
子どもの頃から夢にみていた「おさげ」髪が自分のものとなった。
先細りする可愛げのある三つ編み。抜け毛バンザイとでもいいたくなるような、愛らしい姿にウットリとしている。
年相応という意味では、「おさげ」髪というヘア・スタイルは若干恥ずかしくもあるのだが、その恥ずかしさを引いてもなお、「おさげ」髪の魅力ははかり知れない。
死ぬまで無理だと諦めていた何かを手に入れた幸福感があるからだ。
長い髪の手入れで苦心したこと
髪の毛の手入れは、なかなかうまくいかず、毛先だけでなく、髪の毛全体がパサついてきていた。
ショートヘアのときは、夫との共用だったのだが、髪の毛を伸ばし始めてからは髪の毛の様子が微妙に気になった。
抜け毛も多かったし、髪の毛がもつれて切れる現象もあり、伸ばし続けるのは難しい状況にも遭遇。
そこで、試行錯誤を繰り返し、そこそこよいお値段のヘアケア製品を使うように変化したのだ。
最近も、乾燥した空気ゆえか、シャンプーが合わないように感じて、シャンプーを買い替えようかと悩んでいた。
荒れる髪の毛には何をしたらよいのか?
ヘアケア製品を調べたり、次に買い替えるならどのシャンプーを使うべきかと思案していた。
だが、なかなか決めることができず、昨日は、仕方なく、かつて夫と共用で使っていたリンス・イン・シャンプーで済ませたのだ。
この年になったからこその「今」を楽しむ
リンス・イン・シャンプーを使ったので、きっとパサついているだろうなと思った。
ところが、今朝から髪の毛の調子がよい。
あっと驚く変化。髪の毛の手触りから、見た目のキラキラ感から全く違う。
リンス・イン・シャンプーのほうがよいっていうことなのだろうか?
昨日の行動を思い返してみた。
洗い方や、ドライヤーのあて方の違いに気が付く。
リンス・イン・シャンプーにしたことで、髪の毛がパサついてしまうと不安になっていた。そして、洗い方やドライヤーのあて方を、普段以上に気を遣ったのだ。
何が功を奏したのか、まだ確信は持てないが、シャンプーは高価なヘアケア製品ではなくても大丈夫ということは間違いなさそうだ。
いや、もしかしたら、それなりのヘアケア製品で、かつ、洗い方やドライヤーのあて方を工夫するのがよいのかもしれない。
まだまだ髪の毛を輝かせる方法はあるはずだ。
これからも思案を重ねつつ「おさげ」髪を楽しんでいきたい。