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オープンキャンパスについて思ったこと(1)

オープンキャンパス(OC)概要

8月7日(対面)、8月8日(オンライン)とオープンキャンパスをやっていたため少し久々の更新。あまり内容のないオープンキャンパスの一人反省会みたいな内容になると思います…

最近のオープンキャンパスは、ご家族の方々も普通にいらっしゃり、高校生も夏休みの宿題の一環で来ているケースもあり、色々な人が参加をしてくれる一大イベントになっています。大学としてはもちろん広報や学生募集、高校生的には進学先を選ぶ機会として機能していると思います。けど、こちらとしてはもちろん緊張感のある場でもあるのですが、同時にホントにイベントという感じで色々な人と話せて楽しいというもあります。結構ハッされることも意外にあります。

OC企画のポイント

教育探究科学群では、オープンキャンパスはじめ、学群独自のOPENDAYとか、探究プレゼミ(ディスカバ!)とか、ASPIREの大学生&大学院生と一緒に、様々な高校生向け企画の立案と運営をしてきました。
もちろん、これらの教育探究科学群の活動は、学生募集や広報的な要素を持っていますが、ASPIREの皆さんにとっても、高校生にとっても学びの機会であるべきだという考えがまずあります。ここは結構強いこだわりがずっとあって、学生さんがやる事である以上は、たとえアルバイト代が発生をしたとしても、それは「仕事」ではなく「学び」にしたいという気持ちがあります。これは高校生にも大学生にも相互に言えることで、お互いの学びになるためにはどうしたらよいかということを考えています。
そのため、ASPIREのイベントは同じ名称でも全く同じことをしているわけでもなく、企画者や参加者のカラーを出せるように努めていたり、なるべく惰性で同じことはせず、常に新しい要素を入れるようにしています。
また、すごく準備をして成果を発表していくというよりも、参加する人達との議論や質疑のやり取りの中で出てくるものを楽しむようにも意識をしていて、プロセスとゴールを明確にし過ぎず、考えたりアイデアを出したり意見を出したりする余地を作るようにもしています。

実際にOCでやってたこと振り返り

ここからは少しオープンキャンパスのことを振り返ってみたいと思います。8/7の対面のオープンキャンパスではこんなことをしていました。

  1. 【学群ガイダンス】~学生団体ASPIREによるパネルディスカッションを中心に~

  2. 【体験授業】大学選びの探究科学

  3. 【学群ガイダンス】探究!教育探究科学群~学びの内容に焦点を~

  4. 【体験授業】ファッションの探究科学~長く着る、楽しむ、自分をつくる~

  5. 【体験授業】Thank Q(探究)for You~あなたのスキが誰かの励みに~

1ではASPIREの皆さんと一緒にパネルディスカッションを行い、教育探究科学群についてどんなことを思って関わってきたのか、どんな部分が面白いと思うのかといった主観的な話をしています。元々は自分が決まりきったガイダンスをしても面白くないというところから作ったものですが、いる人を毎回少しづつ変えており、これによってそれぞれが教育探究科学群をどういう風に見ているかを知れたり、こちら側にも学ぶべき点が多かったと思います。具体的な内容を知るという意味では物足りない部分もあるし、もう少しいつもみたいな話し合いの空気が出たらとは思ったのですが、ああいう場所は中々みんな慣れないので難しいですね。それでも最初にやった時に比べると随分色々な話が出るようにはなったので、個人的には課題はあるものの一定程度満足。

2は探究プレゼミ「本当に必要な大学教育のあり方とは?」のミニ版をイメージして作ったものです。教育探究科学群の教員は、高等教育(大学教育)を専門とする先生が結構いるので、将来的にもずっと使えるテーマに育てていきたいと期待しています。ただ、具体的な内容は実は中々決まらず、実は7月のオープンキャンパスにはじめてやったときに、探究プレゼミ「本当に必要な大学教育のあり方とは?」の企画者の大学院生に何するか考えておいてと言って、当日自分のアイデアとすり合わせたらほぼ同じことをやろうとしていたという奇跡がありました笑 けど、高校生と一緒に考えるものとしては本当に良いテーマだし、教育探究科学群でやるに相応しいものだと思います。

学群ガイダンスは、桜美林大学内でも一瞬賛否があって、ガイダンスの内容はウェブサイトとかに書いてあるからなくてもいいんじゃないかという議論があった気がします(気がするだけかもしれませんが)。ただ、その一方でとりあえず聞いてみようという一定のニーズはあるし、体験授業とか面倒というのもきっとあると思います。少なくとも自分が大学生の時はそう思っていましたね。ですので、ガイダンスは本当に自分が喋りっぱなしで、結構このnoteの内容も多く使っていました。ただ、このnoteの内容もそうなのですが、やはり学問を分かりやすく説明するというのは超むずかしい。この企画は恐らく満足度も低く、自分としてもイマイチ感がかなり強いです。ちなみに、自分が普通に真面目な話を多くの人にするときは、割とASPIREの皆さんからも不評ですね…笑 課題山積。

4つ目の体験授業「ファッションの探究科学」は、自分とASPIREの中で服がすごく好きな人達でかなりの時間をかけて議論をして作り上げたお気に入り企画のショート版です。長く着る、楽しむ、自分を作る に全てのメッセージが込められていて、服好きの中ではとても盛り上がります。ただ、すごく哲学的というか、人間の本質みたいな話まで出来てしまうものなので、ショート版でこの世界観を作るのはかなり厳しいですね。オープンキャンパスでやるのはちょっと難しいかも。
ちなみに、8月24日に「探究プレゼミ第8期 ファッションの探究科学」をハイブリッド(オンライン&対面)で開催予定でエントリー受付中です。服が好きな人もそうでない人も、大体の人はみんな服を着ますので色々な人が参加をしてくれたいいなぁと思っています。個人的には好きな企画。

最後は「Thank Q(探究)for You~あなたのスキが誰かの励みに~」で、これは今期ずっとやっていた企画です。基本的には自分の好きなものや関心のあるものを探していくブレインストーミングなのですが、ポイントとしては、なるべく文字でなく絵で表現をすることと、ゴール設定がそれを他の人のアイデア発見に役立てるということまでを目指しているというところです。教育探究科学群では、自分が好きなものを深めてそれを誰かの役に立てるというのが一つ基本になってくるので、レギュラー企画になっていました。ただ、正直なところ45分で実施するのは厳しく、本当は2つ続き(90分)くらいでやれたらいいと思います。

こんな感じでした。今はASPIREの皆さんと一緒にやっていますが、教育探究科学群の1年生が入学してくれたら、ぜひみんなで一緒にもっと多くの企画を楽しく実施できたらいいなと思っています。オープンキャンパスでも、教えて学ぶを実践していく場にして、他ではできないようなことがやっていきたいですね。

想像以上に文字数が増えてしまったのでオンライン版オープンキャンパスの反省会はまた今度。ありがとうございました!


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