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嬉しかったこと(佳作入賞:2024夏の星々140字小説コンテスト)

 創作において、なにか目標を持って書いていたのは、いつまでだっただろうか。
 今回、2024夏の星々140字小説コンテストにて佳作に選んでいただきました。

 応募総数660編のなかの、佳作は7編。そのうちの1編に。
 初めは予選通過作の1つに選ばれたこと自体が驚きで、その喜びをX(旧Twitter)にてつぶやいたところです。そして、約一週間後に結果発表にて今回の報せを受け取ったわけで。
 ひたすらびっくりでした。もちろん、とてもとても嬉しくて、光栄で、誇らしくて。
 ただ、それを上回るのが「驚き」でした。
「え……? 名前がある……? これ、私の名前と作品、には間違いないけど。え、えぇぇぇ……?」
 と、真顔で固まり、脳内で言葉が巡りまくるという。
 一回閉じて、開き直して、スクロールして、確かめて。たぶん三回くらいおんなじことやったかも。
(確認したら、予選通過でも同じことしてた……)
 共通してるのは、どちらの日も、疲れ果てて元気がないときということ。見た瞬間から茫然としながらいろいろな日常のことをこなしきった記憶があります。無意識に現実逃避してたんかな……
 正直なところ、予選通過も佳作入賞も、どちらもまったく予想外でした。なにせ、「こんなにたくさんの作品から日の目を見ることなんてないだろうなぁ」なんて考えていたわけで。
 自分の創作が公のコンテストのような場で「これ!」と選んでもらえることなんて、実は無いと思っていました。いや、応募してるんだから選ばれたら嬉しいなとは思っていたけど、なにせこの140字小説なんて応募作が全部見れる状況なので、どれもすごいな、おもしろいな、って思う作品ばかりでこの中から選ばれるなんてそんな……なんていう。
 自分の文章や感性や創作は楽しんでいるし愛しているけれど、他人からの評価をもらえるという自信はなかった、という言い方が正しいのかな。
 そんなわけで、選ばれて嬉しいやら照れくさいやらは大いにあったけれど、やっぱりどこかしら「本当に……?」と今も頬をつねっているような心境です。
 家族や友人に報告したところ、「すっごーーーーい!」と自分のことのよう、むしろ本人よりきらきらした感じで喜んでくれて、やっとああ、本当なんだなと感じられました。
 ただ、家族は「身内が『創作』で評価されるっていうのはちょっと不思議」とのことだったので、やっぱり評価分野としては難しいものなんだなと感じました。どれがいいとか、どこがいいとか、点数つけにくいし。
 今も何度も結果発表のページを見つめては本当なんだな、冊子に入賞作として掲載してもらえるんだと確かめているところです。
 ずっと書いてはきているけれど、初めて公の応募作が評価されました。
 それもひとえに、2024春からしっかり創作活動を復帰した際に、ご縁をいただいた創作家さんが暖かく受け入れて応援してくれたり、好きだと伝えてくれたこと、活動を知ってくれる知人友人が見守ってくれたこと。
 そのおかげでコンスタントに書き続けることができて、コンテストを知って、応募し、受賞につながったんだなと。ほんとうにありがたいことだなぁと思っているところです。

 この受賞は私にとっては本当に大きな一歩で、これからも創作を頑張っていく活力になりました。
 2024年はアンソロジー企画への参加と主催、いままでくすぶっていた放置創作の完成を目指したり、新しいシリーズが生まれたりと、自分の創作がどんどん広がることができている感じです。
 いつまでも続けられる大切な活動を、これからも楽しくマイペースに続けていこうと思っております。
 受賞した記録と自分の感情の記録として、書いてみた次第です。
 また一週間に一度、記事更新(作品公開、読書感想文、エッセイ的なもの)を続けていくので、よろしければお付き合いください。

 ありがとうございました!



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