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文字にすると失われる「崇高さ」
秋の終わり頃。夕暮れ時の下北沢で写真撮ってたら、
狭い路地で男女が肩を擦り合わせながらタバコを吸っていた。
「俺たちの人生も文字に起こせば美しくなるのかな」
みたいなことを言ってるのが聞こえた。
多分、文字は現実を美化するかもしれないけど、
文字にすることで失われる「崇高さ」みたいなものもあると思った。
全てのものは、きっと美し過ぎてはいけなくて、少し汚れていた方が長持ちしたりする気もする。
汚れていながらも崇高な輝きを放つ人生は素敵だと思う。
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