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タイル施工の問題「タイルってどうやって切るの?」を解決しよう

DIYでタイルを施工する時に、壁にジャストサイズに貼りたいと思うのは当然ですよね。でも、欲しいタイルを何枚注文すればいいか計算してみると、ぴったりこない問題が発生します。
1枚ずつ貼るサブウェイタイル、小さなタイルがたくさん集まったユニット状のモザイクタイルシート、いろいろなタイプのタイルがありますが、諦めないで!解決しましょう!

タイルを切る道具その1:グラインダー

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ディスクグラインダーという電動工具です。サンダーとかヘビーサンダーとか呼び名がいろいろあることが不思議なんですけど。これは刃を替えればいろいろ使える道具ですので職人さんの必需品。タイルカットには替え刃をタイル用の刃にします。ダイヤモンドカッターとかいろいろな刃がありますがタイルは素材の中でも硬い方なので、お店屋さんに「タイルを切りたいけどどれにすればいい?」と尋ねるといいですね。

1万円くらいするので「購入するのはちょっと気が進まない」ですよね。そんな時は近隣のホームセンターの貸し出し工具サービスを調べてみましょう。大型のホームセンターに行きましょう。

タイルを切る道具その2:タイルカッター

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これはタイルカッターです。「押し切り」「押し割り」とも言います。平たいタイルをスパッと直線的にカットできます。切るというより、割る感じですね。この道具は硬いタイルにシュっとスジを付けてくれるんです。スジを付けたら上から押してパキッと割る感じです。人気のサブウェイタイルはこれでカットしています。ホームセンターでの貸し出しは…期待できないかもしれません。タイルの街であるここ多治見でも貸出していませんでした。3千円とか5千円とか、そのくらいで購入できます。

タイルを切る道具その3:タイルニッパー

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最後にタイルニッパーです。職人さんは「喰い切り」と呼ぶんですね。小さなモザイクタイルはこれでカットします。タイルを挟んでグイっと折るような感じです。刃先が直線のものや丸みを帯びたものがあるのですが、陶器のタイルは直刃を使用します。丸みを帯びた刃先はガラス用です。刃の幅にもいろいろあるようです。しっかり挟んでパキッと気持ちよくカットしてくれるので、モザイクタイル加工には必需品です。1,000円くらいから高いものまでいろいろな価格で販売されています。

グラインダーでタイルをカット

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グラインダーはタイルの種類を選ばず、どんなものでもカットできます。しかし小さなモザイクタイルは危ないので絶対にお勧めしません。

あらかじめカットするところに線を書いておきます。グラインダーはゆっくり線の上をなぞるように動かします。

これはサブウェイタイルの中でも大人気の「コアスモーク」です。147×72㎜厚み8㎜の平たいタイルです。

【グラインダー使用上の注意】一歩間違えれば大きな怪我につながるグラインダー。初めて使う方は特にその速度やパワーに慣れておかなければ大変な事故になってしまいます。使い方に慣れることも大切なステップです。ご使用されるときには十分にご注意してください!

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グラインダーならレンガもカットできます。セラコアの大人気ブリックタイル「コアブリック」もウィーン。タイルやブリックを押さえてる側の手に注意して作業してください。

タイルカッターでタイルをカット

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タイルカッターでカットできるのは、コアスモークのような平たくてある程度面積のあるタイルがいいですね。小さなモザイクタイルやタイルカッターで固定できないような小さなものはカットできません。

【タイルカッターの使い方】
タイルに線を書いておいて、タイルカッターに挟みます。
スジを付けるように、タイル表面に切れ目となる線を入れる感じです。刃を押し当てながらスジを付けます。
スジを付けたら、最後にレバーを押し当ててタイルをパキッと押し割ります。スジが綺麗に入っていることできれいに割れます。

タイルニッパーでタイルをカット

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喰い切り…恐ろしい名前です。その名の通り喰って切ります。
タイルニッパーはモザイクタイルのような小さなものを喰って(挟んで)切ます。あら簡単。

ニッパーを当てる部分に注目しました。職人さんがタイルの端にニッパーを当てています。このほうが綺麗に切れやすいとのこと。百閒は一見にしかず、目の前できれいにカットしてくれました。やってみると簡単です。

モザイクタイルでクラフトする方にはお馴染みのタイルニッパー。圧力を加える場所や刃を入れる場所によって割れ方が違うとのこと。職人さんはこれで曲線的にカットすることもできるのだとか。すごいですね。

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「挟んで割る」ということは、ニッパーの奥行き分しか挟むことが出来ません。

「タイルカット、失敗かも…泣」でも大丈夫!

タイルのカットをするときは、工具に慣れるための練習用に余分に購入してください。必要枚数よりもなるべく多めに。
カットをしてみると断面がガタガタになってしまったり、寸法を間違えてしまうこともありますから。練習をして、カット出来たタイルの中からなるべくきれいにカットできたタイルを選びます。

施工する前に、どこから貼り始めるか計画的に進めましょう。これ、結構重要です。タイル施工の基本のき。

カットしたタイルを施工する場合、目立たないところに施工しましょう。目につかない部分に。例えば壁の場合は一番下の床に近いところだったり、端っこの方に。足元部分や棚の下に隠れるところ、柱の陰になるところ。
それでも目立ってしまう場合、目地を使ってうまく隠します。目地材で埋めてしまうと、案外わかりにくくなります。

カットの注文はこちらから

セラコアミッド店は、店内で購入する商品ならカットをご注文頂けます。
図面を書いて送るだけでお見積りをしています。
カット図面の描き方を確認してから進めてください。

タイルのカットは道具さえあれば案外簡単ですね。せっかくのDIY,きれいに仕上げるために、是非頑張ってください。


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