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外床・内床って何?

床用タイルには2種類の面がある

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タイルと聞いて表面がつるんとしたタイルを思い浮かべる方が多いと思います。ツルンとしたタイルは触っても引っ掛かりが無く、ツルツルとしているタイルです。

ところが、床用のタイルには「つるん」としたタイルと「ザラザラ」したタイルがあることを、ご存じですか?

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このザラザラ面をした床タイルは防滑加工といいます。タイル業界では「外床」という位置づけです。グリップ加工・滑り止め加工とも呼び名はいろいろあります。滑りにくい加工が施されたタイルです。素手で触るとザラザラしていることがわかります。まるで砂を吹きかけたような状態をしています。

防滑加工タイルは濡れた時にその効果を発揮します。
スニーカーでもサンダルでもグッと足元を止めてくれるので、雨の日でも普通に歩くことができます。ツルツルのタイルだと「滑るかもしれない」という思いから、少し身体に力が入りますが、滑り止め加工があるだけでストレスなく歩行できるというわけです。ザラザラした面を持つだけで、とても大きな役割を果たしています。

防滑加工床タイル(外床)の設置場所

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滑り止め加工が施されたタイルの設置場所は
・アプローチ
・玄関
・お庭のステップ
・ガレージ
・お家の外回り

玄関の内側は外床?内床?どっち?

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「玄関の内側はどちらがいいですか」という質問をよく耳にします。
玄関の内側は靴ばきの場所なので、当社ではザラザラ面の床タイルを推奨しています。雨に濡れた靴で滑ってしまうと、思わぬ大怪我をしてしまうからという理由です。

玄関の内側に内床を施工される方もいらっしゃいます。
ツルンとした内床で玄関を仕上げると、ツルツルしているので掃き掃除で床がきれいになります。
内床を設置しても問題がないことを確認しましょう。
大きな集合住宅では、建物の入り口から自宅の玄関までに距離があります。車移動が多い方、ガレージから家の中までつながっている、雨に濡れることがない、そのような方には内床でも問題がないと思います。

玄関の汚れの代表的な原因

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人の出入りが多いほど、玄関は砂埃や土が溜まっていきます。雨の日や雨上がりの日は特に汚れやすく、靴裏についた泥や水が運ばれてきます。
交通量の多い道路が近くにあると、排気ガスによる真っ黒な粉塵も舞い込んできます。地域や季節によって黄砂や降灰など、舞い込んでくる汚れはいろいろです。

健康な子供たちは汚すのが仕事です!

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お子さんがいるご家庭では、運動場や公園からついてきた土や砂埃があっという間に溜まります。元気に遊んだ証拠ですね。
近年、玄関を広く取るおうちが増えています。キャンプ用品や自転車などが置けるような広いスペースです。

小さなお子さんやお年寄りがいるご家庭では、滑り止め加工のタイルは外せないなとお考えの方は多く、掃除にストレスを感じる悪循環がやってきます。どうしたらいいんだろう。

進化系タイル「デフィ」はグリップ加工なのにサラサラタイルです

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サラサラ面なのに、しっかりグリップで滑らないタイルが出来ました。

テラコッタのような素焼き風の意匠が若い世代のおうちに人気です。カラー展開も幅広く、人気のグレー系も濃い目からライトグレーまで揃います。
サラサラの面は掃き掃除がとても楽になる画期的なタイルです。

デフィは浴室内の素足で歩く場所への設置にも使用していただけるタイルです。浴室の壁や床にも使用できるほどの防滑タイルだなんて。
画期的な進化です。

油汚れさえスルンととれる進化系タイル「利休」

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利休は素晴らしく汚れないタイルです。
特殊な製造により、汚れが付着しません。
どれだけ汚れないかを実験した動画はこちらです。

利休のタイルは独特な風合いがあります

油汚れさえ付着させないタイルは、レストランなどのフロアに最適です。グリップ加工なので滑りません。
何より利休の独特な色合いと雰囲気が特別感のある空間を演出してくれます。黒土KOKUDO 朱炎SHUEN などのネーミングも個性的です。高温で焼き上げた証のように焼き色が見えます。美濃焼の芸術です。

簡単な掃除でずっとキレイなタイルならお掃除の手間が省けます。

日常の「困ったな」を解決し、快適な生活にタイルが役立ちますように。
セラコアミッド店では、リフォームやDIYでの細かな疑問質問を承っています。今回の「タイルにはザラザラ面の外床があります」のきっかけはお客様からの質問からです。ご質問、お待ちしています。




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