コンクリートをDIYで補修しよう
前回投稿した内容と似ていますが、前回は黒い補修材ばかりでした。
駐車場や玄関アプローチ、パティオや土間など、よく使われているコンクリートは白っぽくて薄いグレーのような感じですので、明るいグレーのインスタントセメントを使った補修方法です。耐久性もよくて美しく仕上げるポイントを解説します。
ひび割れの補修
こんな状態、見なかったフリをしていませんか。
専門業者に依頼すると高くつきそうですが、DIYなら材料費と必要な道具をちょっとそろえるだけで出来上がります。
使うのはこれ
インスタントセメントは砂や砂利を混ぜる必要がありません。水と練り混ぜるだけで完成するのでDIYには最適です。ツルンときれいに仕上がるのでおすすめです。10㎏入りで2,000円くらいです。
施工面積の目安:10㎏入り=1cm厚x70cm x 70cm
準備しましょう
ゴミ・ホコリ・油汚れは確実に取り除く
水を浸透させておく
練りこむ水は計測しておく(重要)
10分で仕上げる心の準備をする
掃除をして水打ちする
油分は高圧洗浄機等で取り除きます。施工面に水を撒いておきます。インスタントセメントの剥がれを起こさないために、水でしっかり湿らせておきましょう。
養生しておく
面倒かもしれませんが、養生したほうが綺麗に仕上がること間違いありません。境目がダラダラと広がって乾くより、キリっと直線に仕上がってる方が見た目がいいです。養生テープは必須だと思います。
ダラーンと流れてほしくないところには板のようなものを固定しておくと良いでしょう。板は塗装コンパネが綺麗に剥がせますが、家にある物で代用するならベニヤとかでOKです。
ボロボロすぎて心配な方は
モルタル接着強度増強剤があります。古いコンクリートのもろい部分や弱い部分に塗布しておくと、接着強度を高めてくれます。3~5倍に薄めてから刷毛やローラーを使って施工面に塗ります。乾いてからセメントを流しましょう。
準備した水を練りこむ
練りこむ水の量が多すぎると、硬化後に収縮したりひび割れが発生することがあります。施工中にだらだらと流れやすくなる難点もあります。いろいろと面倒なので水は入れすぎないようにしましょう。
水は一度に全部を加えず、少しづつ混ぜ込みます。手早く混ぜてください。
手早く混ぜ込む
混ぜ終わったら10分以内に塗る
事前に水を準備した理由はこれです。硬化が早いので一気に進めます。
硬化を待ちます
養生シートなどで覆って硬化を待ちます。そのままでも乾きますが、急激に乾燥したり温度が変わるとひび割れが発生することがあります。
およそ60分で軽歩行が可能になりますが、内部の硬化には24時間かかります。しっかり乾くまで待ちましょう。
硬化したら完成です
養生テープやコンパネを取り外して完成です。きれいすぎて目立つことは仕方がありませんが、これでいいと思いましょう。そのうち馴染むでしょう。
クラックの補修
小さなヒビ割れならもっと簡単です。
ちょっとしたひび割れを放置しないことが大切です。小さなヒビでも雨が浸み込むとコンクリート内部の鉄筋を腐食し、コンクリートの強度を低下する可能性があります。駐車場の場合、乗用車の重量により小さなダメージでも拡大することがあります。早めに補修しておきましょう。
コンクリートひび割れ補修用ペーストモルタル
アクリルエマルジョン系ひび割れの補修材です。乾燥して水分が抜けると白濁から薄いグレーに変わり、補修跡が目立たなくなります。専門的な知識も技術も要らないのでとても簡単です。深いクラックにはヘラやコテで押し込むようにして埋め込みます。
結構簡単なので、是非試してみてください。
※駐車場を補修するときは硬化するまで車を停められないのでご注意ください!
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