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どうなる?お受験大国の子どもの進路 inソウル 髙橋由香

ソウル在住11年目、
日韓バイリンガルの小学生2人の母、髙橋由香です。

韓国は
言わずと知れた
お受験大国ですが、

この競争率の高さは
一体どこから
きているのでしょうか?

子供が生まれると、
まずは産後調理院の
お母さん達との付き合いから、

すべての子育てネットワークが
始まるなどと言われています。

日本生まれの息子に比べ
娘をソウルで出産した私にとっては、

100%韓国語の生活に順応する為の
語学研修とも思われる機会でしたが。


産後調理院とは
産後の母子を
ケアする施設の事で、

病院で出産後2泊した後に
この施設に2週間ほど
滞在するのです。

子供を生んでフラフラの状態で
産後調理院に入院してくる
お母さん達が


1週間もするとシャキッとして
家庭学習教材の営業にくる、
営業マンの話を熱心に聞いている
姿を見ると

産後調理院から
子供の教育が
スタートするというのは

ただ作られただけの話では
ないなと感じたのでした。


これはもちろん、
どこの国でも同じなように
教育熱の高い地域があって、

ソウルで言うと
江南スタイルで有名な
カンナムという地域、

もしくは、木洞(モクトン)
と言うエリアになります。

有名な塾等は
全てこのエリアに
一局に集中しており

夜になると
お母さん達のお迎えの車で
渋滞になります。

マネージャーのように
子供達のスケジュールを管理し、

常に新しい情報に
目を光らせている母親達。

その中でも韓国のスラング

「テジオンマ=お母さん豚」

という表現があるのですが、

これは、子供を
SKY(スカイ)と呼ばれる
名門大学に入学させるために

教育熱が高い母親達のグループ、
またはそのグループの
ボスママのこと。


経済力+情報力

子豚達を引き連れて生活する
豚の母親の様子から
生まれた言葉との事です。

※SKYとは
韓国ソウルに所在する三大名門大学
(ソウルSeoul大学・高麗Korea大学・延世Yonsei大学)の通称


今回は今までの
教育戦争の現実及び、

これからの
新しいエリート達について
ご紹介致します。

1. 親世代の思い込み教育
2. IT世代の新しい進路

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