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〖日本経済予測〗今後の日本で起こることは貧困層への流血無き虐殺である

長居のラーメン店でテレビを見ていた時に橋下徹が出ておりまして、ダム工事を辞めさせるためにイチからダム工学を学んだと言うのが、やはり橋下は大した男です。
彼の専攻は法学ですから、土建屋と対等にケンカできるようにするためにダム工学を学んだのは、なかなか骨のいる作業でしょう。
しかしまぁ、その後の日本経済予測については首をかしげるものがありました。

その番組には杉ナントカという投資家も出てたのですが、謂わば「株価の上昇に遅れて日本経済は良くなる」というものです。
「みんなが投資をして配当を貰うようになれば経済は上向く!」というものでしが、これは私から見るとだいぶ異論のある見立てです。

私は反対に、今後の日本にはコロナ以上の地獄が襲ってくる見立てです。
恐らく日本人によるテロが珍しいものでは無くなって来るでしょう。
特に東京の治安は悪化します。
今回はその見立ての根拠を話していこうと思います。

💸配当は消費の原資にならない

いわゆるトレーダーなどの専業投資家と本業は会社員としての兼業投資家では見ている世界は違います
兼業投資家と言うのは普段は労働者であるため、投資家としての視点と労働者としての視点の2つが存在します。
そして、この2つの視点から見ると、結論として配当は消費の原資にはならないということです。

では消費の原資になるものは何かと言うと、これは賃金です。
消費の原資になるのはあくまで賃金(定型収入)であり、賃金(定型収入)の増加無くして需要の増加はありません
尤も、これはBtoCのビジネスの話であって、経団連企業のように一般消費者を相手にしない企業は消費税が100%になっても1000%になっても受ける影響は限定的かも知れません。

💴金融緩和の深刻な影響は既に始まっている

今の日本の株高は所謂、金融緩和によって支えられています。
要は「お金の供給を増やして通貨需要(借入)を起こして投資に回させる」というものです。
Twitterでは定期的に「積極財政しろ!!」とか「国債発行して円の供給増やせ!!」と怒ってる人達がいますが、その社会が既に実現しているのが今です。

言うまでもなく、現在の日本の財政は国債が財源になっています。
本来、財源は民間の創り出した付加価値を税として取ることで確保すべきものですが、今の日本企業と日本国民には付加価値を創出する力に欠け、かつ政府も無駄遣いをたくさんしてきてしまいましたから、税だけではお金が足りません。
そこで国債を発行して借金をすることで、足りない財政をカバーしてます

そして、第二次安倍内閣以前、民主党政権までの考え方は「財政規律はしっかりせなアカン」というのが主流の考え方でした。
実際問題として、金融界の主流な価値観は今もココだと思っています。

ところが、ある時に救世主が現れました。
「自国建て債券は破綻しない!」
この考え方は〚呆韓論〛なんて書いた某中小企業診断士、大阪大学の某物理学者、今日大学の某都市工学の学者に厚く支持されております。
どれも金融分野の専門外の人間です。
実はアベノミクスもベースはこの考え方で、山本太郎の経済政策も根っ子はアベノミクスと同じです。

💷円安になれば給料の価値も減る

円安になれば巷でも言われている通り、預金の価値が目減りします。
だからと言って「預金の価値が下がるから株を買えば良い」ともならないのが現実です。
そもそも預金の価値だけでなく、給料の価値も下がります。
円安になった分だけ給料が上がれば良いのですが、残念ながら据え置きの会社が多いでしょう。

給料の価格は据え置き。しかし日本は食糧や原料など、生存に必要な物資をだいぶ輸入に頼ってますから、みるみるエンゲル係数が上がります。
エンゲル係数の上昇が指し示すのは、その国の国民の貧しさです。
金融緩和を継続すれば継続するほど日本人は貧しくなっているのです。

金融緩和で円を刷りまくることで円の希少性は下がってしまいますから、労働者の手取りが変わらないのに物価は上がるのです。
生存に必要なお金を回すのに手一杯になりますから、株なんて買えません。
こうした状況の行き着く先はつまるところ、貧乏人の経済的虐殺です。

💶貧困層の行き着く先は屠殺場…気が付けば焼き鳥になる

今の物価上昇を見ていると、結果的に関西へ転職して正解でした。
私の場合、関東⇨関西の転職で年収100万円以上上げましたが、いかんせん、あのまま関東で働いていたとしたら、今ごろ焼き鳥になっていたでしょう。
ここ2年の物価上昇やすさまじく、もはや茹でガエルどころか焼き鳥にされます。

尤も、安倍政権の最中で我々はゆでガエルになっていましたけどね。
ベッキー不倫騒動や渡部建のセックスの報道に「まぁ・・・んまぁ!!」なんてやってる間にブルドーザーは徐々に距離を詰めてきておりました。

世界が金融引き締めに向かう中、日本だけが金融緩和を継続するので、いよいよ経済的な虐殺が始まったと言えそうです。
それでも年収が一程度ある人間は、まだ遠くで鳴き叫ぶ鶏がいることには気付かないでしょう。

しかし、広末不倫騒動に浮かれて見ないようにしてるだけで、その傍らにはスタンガンで気絶させられることもなく、安楽死することも許されず、もがき苦しみ、ブルドーザーによって挽き肉にされ、或いは焼き鳥にされる。
これが貧困層に待つ未来です。
1ドル170円にでもなれば、そんな地獄が確実にやってきます。

既に自販機のジュースは140円になりました。
いくら株価は上がっても給料は円で入ります。そして貧困層は株を買う金はありません。配当は消費の原資ではありません。せいぜい再投資の原資になるだけです。
日本経済なんて良くなる要素が見えません。
貧富の差は拡大し、犯罪は多発し、自殺者が多く出るでしょう。
私の予測する日本経済はどちらかと言えば暗黒の日本であり、少なくともその現実の方がすぐ傍にあるように見えるのは、気のせいでしょうかね。

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