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難関資格勉強に必要な[損切]の概念📚

株式投資を始めて自分で探した銘柄はあまり儲かっておらず、パソナに至っては損切して終わることになりました。なんとなく人材派遣という業種はコバンザメ産業な上、竹中平蔵の個人的コネクション力で買ったパソナ株は、自民党の相次ぐ不祥事を見ていると、今後が明るい雰囲気しませんね。
小泉純一郎時代になんで派遣という働き方が広がったのかって、それは「正社員のブラックな働き方が嫌!」という労働者側からのニーズもあって拡大してしまったのでして、派遣の欺瞞に満ちた収益構造を見ていけば、労働者側から積極的手段としての派遣は選択にならないと思います。顔合わせという名の派遣先との違法面接(別名:職場見学会)もありますし。
さて、株式投資には時に損切が必要ですが、損切が必要なのは何も株式投資だけではありません。実は国家資格にも損切りの概念を持つのは必要なのです。

司法試験勉強に十数年・・・📓

「司法試験の勉強続けて20年・・・結果は出せず、肉体労働のバイトをしているが、年下の後輩から怒られてて僕には合ってない・・・」
こんなツイートを見た時、私は一応IT企業への転職を薦めました。まぁ聞かれてないかもしれないけど。
私も昔、会計士試験(新制度)合格を目指してたんで、感覚はわかります。
私は高卒ですけども、全商簿記で1級の会計学までは合格したので、大卒要件が無くなった新制度での会計士合格を目指してみることにしたのです。
当時は佐川急便でのバイトをしていましたが、まぁいざ仕事しながらやってみると体力はボロボロ、勉強なんて集中してる時間は殆どありませんでしたよ。
で、23歳までは頑張って勉強をしてみたのですが、年月を経てば経つほどかえって知識が落ちてるんです。日商簿記1級すら工業簿記以外はダメダメな状態になってしまったのでして、会計の勉強は24歳でいつの間にかやらない状態になってしまったわけです。

25歳になったらキャリアを最優先しよう🏢

とは言え24歳で会計士試験の勉強をやめたことに、それ自体に対する間違いはあんまり感じてません。続けてても受からなかったと思います。
ちょうど多摩ニュータウンに引っ越したのを機に、仕事も肉体労働からコールセンターへと変わりました。30歳になってからはIT運用職へ転身し、割と今までより楽な職生活を過ごしています。
さて、私自身は決して転職に成功したとは思っていませんが(手取り17万円:かなりマイペースに仕事できるのがメリット)これから何らかの難関国家資格を取ろうとする人には、これだけは言っておきたいことがあります。
それは25歳になったらキャリアを最優先して欲しいということです。
25歳までは頑張って勉強を優先して良いと思います。無事国家資格を取れたらそのキャリアに進みましょう。
ただ、25歳から先はキチンとキャリア形成をしていかないと、本当に差がついてしまいます。30代になってからでは敬遠する企業も増えますし、実績(アピールポイント)を作っておかないと30代以降の転職は大変です。
よって30代に入ってからの苦労をしないようにするためにも、25歳になったら職業生活を最優先した方が良いでしょう。

目指した資格と相性良さそうな仕事を選ぼう🖊

とはいえ、いきなり職業生活を始めようにも、なんの仕事に就こうか決められないのが現実だと思います。
その場合、もともと目指した資格と相性の良さそうな職種・業種を探してください。
例えば会計士を目指していた人なら、わかりやすい例として経理を目指すことになるでしょう(ただし経理は狭き門です)。この場合、とりあえず入職前後には日商2級を取るくらいの感覚を持っておきましょう(今の経理が日商2級所持だけで雇ってもらえるか微妙ですが)。
司法試験を目指していた人は法律事務所がわかりやすいかもしれません。
と言っても、もう少し視野を広げて金融業ですとか、地方公務員への就業も考えて良いと思います。
「自分にとって目指していた資格と相性良さそうな仕事」をメモ帳に書いて洗い出してみましょう。

SIer意外とおススメ💻

SIerとはシステムインテグレータの略称で、ITのエンジニアからはボロッボロに叩かれてます。まぁ基本的にSIer、ITエンジニアにとって面白くないんです。客先常駐も多いですし。
とはいえ、SIerを推奨できないのは技術畑で生きたい人。逆に言うとプログラミングは好きではない自覚がある人は、案外SIerの方がチャンスがあるかもしれません。
とりわけ弁護士やら会計士目指してた人は、案外SIerは相性が良いかもしれませんよ?
IT業界にはざっとWEB系と呼ばれる企業とSIerと呼ばれる企業があります。ざっと両者の違いを分けますと次のようになります。

【WEB系】
①プログラミングが好きな人が集まりやすい
②技術革新が速い
③新しいもの好きな企業が多い
④エンドユーザーと関わる企業が多い(ZOZOやメルカリなど)

【SIer(システムインテグレータ)】
①社会のインフラを支える事業が多い
②技術(プログラミング)よりマネジメントが重視される
③様々な部署があり、プログラミングするのはごく一部の人
④客先常駐が多い
⑤レガシーな技術や働き方がまだまだ残っている

こんなところでしょうか。
WEB系に関してはプログラミングが好きな人には良い環境かなと思われますが、プログラミング自体が好きでない人はSIerの方が安定して働けます。
まぁはっきり言ってSIerは地味です。決して花形ではありません。ただWEB系と比べるとマネジメント重視で行く分、司法試験目指してた人ですと、法務に関わる知識を生かしてチームに提案をすることができたり、論文で国語力がついていれば報告書を書くスキルに転用できるかもしれません。
SIerの運用職はプログラムを書くより、Word、Excelで文書を作成することの方が圧倒的に多いです。せいぜいVBA(マクロ)を書けるようになれば便利かなってくらいで、基本的にプログラミングスキルなんて求められさえしないことも多いです。
多少プログラムを扱うにしても、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアは収入も悪くなく、比較的中年世代になってからの転身も多い職業なので、若いうちからこうした職業につければ管理職に上がるチャンスもあるでしょう。サーバーもネットワークもエンジニアはSIerに行くことが多いですが、SIerは社会的インフラを支える仕事が多いので、地味ながら安定してキャリアを構築していくことも可能です。
逆に私みたいに左遷されたくて、地方の小さな(?)職場で緩やかに働くこともできます(ただ常駐先によっては本当にやることなくて暇に耐えられない人も多い)。
SIerの運用職はある程度年齢行った人でも雇ってもらえるケースは多いですが(ITは開発職の平均年齢は若く、保守・運用職の平均年齢は高くなる傾向があります)、やはり20代の内にキャリアを形成できた方が30代になって楽できることは言うまでもありません。

国家資格はどうしても結果の世界。結果が出せない勉強は早めに損切した方が楽になるかもしれません。もちろん勉強を続ける、やめるは人それぞれの判断です。
ただ、25歳になって結果が出せなかった難関資格については損切と割り切り、キャリア形成に切り替えた方が良い人生を過ごせるのかもしれません。

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