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うち等はヨソ者:飯を食いに行く時はその心を忘れてはならない🍜

だいぶ前ですが、埼玉の二郎系ラーメン屋の店主が客の「不味い」コメントに応戦してしまい、立場を追われることとなりました。
法的に考えても「不味い」という口コミはあまりネットに載せない方が良いものです。
かのラーメン店では店主の立場が追われる事態になりましたけども、ネットに「不味い」という口コミを載せるのは「この店不味いぞ!!」と店の前で大声で叫ぶのと同じだと言っていた人がいました。
それ故、法的には名誉棄損やら営業妨害やらで訴えられる恐れがあり、法的な見方から言っても「不味い」というコメントは、あまりネットに載せない方が良いものであったりします。

🍜その店には固定客がいる

関西だと札幌ラーメンを扱う店と言うのは割とレアなものです。
関東にいた頃は特段珍しいものでは無かった覚えがあるのですが、関西は北海道との繋がりはあまりないため、札幌ラーメンを扱うラーメン店は珍しい存在なのです。

西田辺に「ほんば」という札幌ラーメンを扱う店がありまして、夜しかやっていない割にまぁ、繁盛しています。
店の人と一部の客の会話を聴けば、固定客がいるということがわかります。

恐らくですが、かの二郎系ラーメン店にも固定客はいたと思われます。
そして店主は単に店を存続させることだけを考えれば良いのではなく、アルバイト君達を安心して働ける環境作りもしなければなりません。
たった1人の「不味い」コメントがお店の存続、ひいてはアルバイト君の失業に繋がることもあると考えると、そのコメント主に対して応戦するのは致し方ないと言えるでしょう。

🍥一見客が神様であってはならない

少なくとも「不味い」とネットに書き込んだ一見客に対して「この野郎!」と応戦する権利は、店側にもあると思いますよ。

私も色んな料理店に行くのが好きですし、だいたい4~5回同じ店舗で食べたら、また違う店を開拓する、というサイクルで生きてます。

そして、同じ店を複数回通えば、店の雰囲気、どんな固定客がいるか、地域で愛されているのかいないのかがわかってきます。
こう言ってはなんですが、飲食店とて必ずしも味だけで勝負しているとは限りません。お店の形態によっては「味以外の部分で勝負している」という面があります。

例えば国民食とも言えるようになったマクドナルドのハンバーガー。
あれ、正直私はあまり美味しいとは思わないんですよ。不味いとは言いませんが、味だけで評価するなら、マクドよりバーガーキング、ロッテリア、ウェンディーズと、セット価格が比較的近い価格帯でより美味しいバーガーを食べれる店があります。
ただマクドの場合、アレは味以外の部分で勝負している要素が大きいです。
まず営業時間が長い、単純出店数が多い、コーヒー(単品)が安いなど、味以外の要素の方が強いと思います。

二郎系は元々、味よりボリュームで勝負していたラーメン店だと思うのですが、いつの間にか路線変更していたんでしょうかね。しらんけど。

そして、固定客が付いているお店と言うのも、必ずしも「味だけを理由」に固定客となっているとは限りません。
そして、固定客と店主との間には、一見客には見えない人間関係があったりします。
だからこそ、一見客として食べに行く店では、下手にネガティブ口コミを書いて水を差すようなことはしない方が良いと思うんですね。
「うち等はヨソ者」
外食が好きな人ほど、そういう感覚を持っていた方が良いと思います。
いくらお金を払う側と言っても、一見客が神様であって良いはずはありません。お店にとって大事なのは常連さん(固定客)なのですから、一度食べて終わりの一見客は、お店の営業に水を差してはいけないんじゃないかなと、私は思います。
そりゃ「一見さんはお断り」したくもなりますよ。

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