見出し画像

「底辺」と「底辺の中の底辺」の違い

今回は佐川急便勤務時代を主に振り返った長文な愚痴になります。
面倒そうに思ったら「戻る」を押しましょう。
一応、ライブドアブログにも佐川急便時代のことを振り返った記事は何個か書いているので、興味があったら覗いてみてください。

とりあえず本題に入る前に佐川急便がどんな会社かってことだけザックリと書かせていただきます。

佐川急便労働の特徴

🈩劣悪な労働環境
🈔暴力だらけの人間関係
🈪真っ当な人間はすぐ辞める
佐川急便の労働を大きくわけると上の3つが挙げられます。
基本的に佐川急便はセンターで働く人間では直雇用というのは殆どないのですが、それでも直雇用も請け負い業者雇用も問わず佐川急便で働くってのは劣悪な環境で働くことになるのでして、だいたい最初の1ヶ月で9割くらい辞めるんじゃないでしょうか。
まぁそれでもℕエンタープライズとかABCサービスの人間はだいぶマトモな方で、HIDE似のイケメンとか反町似のイケメンがちょいとフザケながら楽しく働いていたくらいには、あの2業者だけは民度が高かった記憶があります。
逆にヤベぇのがヨシモト興業で、お笑いの吉本興業とは何ら関係ありませんが、ヨシモトの人間は頗るヤバいの揃いだったのは覚えてますね。目の前で新入り殴る蹴るの暴行を何回見たのかわからないくらい、リーダーが下っ端に暴力を振らない日は一日足りと無かったくらい(多少記憶の改ざんありそう)ヤバい集団だったのは15年経った今でも覚えてます。
そういやヨシモトの某ⓞ君、他業者の僕に鉄柱ぶつけたてきたことが何度もあって、あったまに来た末に目の前で空のコンテナ叩きつけてやったことがあったんですが、そうしたら態度がコロっと変わったっけ。
我ながら粗暴な行動だったし、ホントはやりたくないんですが、粗暴にならないと舐められるんですよ。あの時代を振り返ってみると、ホント底辺っていうのがよくわかるというか、まぁある意味今でも底辺なんですが(手取り17万円だし)、あの3年間ほどヤバい人と働いてた時期は他になかったですね。
「お前もヤバい人だから佐川に3年もいたんじゃないの?」
返す言葉もございません。

「彼女が欲しい」と思える内はまだ底辺(手遅れではない)

安倍政権になってから貧富の差が激しくなったこの時代です。もう30代までの3人か4人に1人が貯蓄ゼロ世帯なんでしょ?
これ即ち経済的な面での底辺が増えたってことになりますが、こうなるとネットじゃ色んな軋轢が生まれてくるわけです。
基本的にネットで公開されてる女性向けの恋愛・婚活サイトってもっと細かく言うと「都会の女性向け」のサイトになってるんですが、そうした婚活サイトは当然、結婚願望のある男性も見ています。
するとどうなるかっちゅうと、女性のお眼鏡にかなわない男性がワンサカと発生するようになるわけです。これが現代の非モテ問題ね。
この非モテの闇っちゅうのは結構深いわけでして、放置するとレイシズムに繋がりやすいようになってます。例えばアメリカでは非モテ男子(通称インセル)がトランプを支持しているのは割と知られています。恐らく日本じゃ日本第一党辺りがよく支持されてるんじゃないかなっていう気がするのね。実際問題、日本第一党シンパはイケメン揃いな維新を嫌ってるし。
んでまぁ政治アカウントやってると、色んな人とDMで関わるようになるんですが、時たまいるんですよ。
明らかに美少女アイコンなのに「彼女が欲しい・・・(泣)」って言い出すお兄さんが。
「いやいや彼女欲しいのになんで美少女アイコンなのよ(汗)」と内心思うのですが(言いませんけど)そう思える内はまだ本当にヤベぇ事態を経験せずに済んでる感じもします。
改めて考えてみると「底辺」と「底辺の中の底辺」には大きな意識の差があるんじゃないかなって気がするんですよね。
やっぱ佐川急便でこれまでワケありばっかり見てましたんで、本気で「幸せになれなそうな人」っていうのは感覚でわかります。もうね、漂う匂いからして「絶望の匂い」しかしませんから、そういう人って。

自衛の為に絶望の道を進むしかない「底辺の中の底辺」

佐川急便で働く人間には奇しくも借金持ちが多いんですわ。本人起因の借金というケースもありますが、親兄弟の借金を負わされるって人間も結構います。
私が急便勤務時代、一緒につるんでいた2人の先輩がいましてね。血液型は3人一緒。仮に名前を米沢さんと安中さんにしておきましょうか。

米沢さんは青春期を親の借金に追われる日々を過ごし、その中で借金取りに腕の骨を折られたって経歴持ってます。そこから逃げるようにして家出、漫画でよくある「さがさないでください」をマジでやった人です。
ある時、実家の面々に発見され、再び親の借金と向き合う羽目になったのですが、ストリートミュージシャンやってただけあって不思議とこう、恋多き人でしたよ(意外と佐川で働く女性はいる)。
「いやぁ、俺アイツのことタイプなんだよ。ドキドキする!」とか「〇〇の奴俺のこと好きみたいなんだよーw」とか、今思い出しても面白いんですけど、私より20歳も上なのによく恋を諦めないなと、羨ましくも思ったものです。ちなみに私が多摩ニュータウンに住めてるのは、この人が佐川辞める時に国立市に転居したのがキッカケです。この辺含めて書き出すと1万字くらい書けそうなのでやめときます。

安中さんは私の7つ上で、兄貴に借金を肩代わりさせられてたんですが、仲良かったはずなんだけど、彼のプライベートのことは殆ど何も知りません。安倍なつみが好きってことと、空手やってたってことしか知らないです。
あんまり安中さんのことはよく知らないんだけど、しいて言うと大人しい人でしたし、空手やってた理由も案外イジメ受けあっても不思議じゃない雰囲気の人でした。
まぁ私自身、中学高校の6年間はイジメを受けて生きてましたし(そりゃ男女両方からです)、最初に就職した会社じゃ部長代理が社内イジメに遭って過労死して、会社の葬儀で奥さんが大泣きしているのを見させられると、こう、掃き溜めしか居場所がなかったんだよね。その点で私の思想って安中さんに近い気がしてて、私も彼も米沢さんと違って、浮いた話の一つもできなかったわけです。
こうやって考えてみると米沢さん強いわ。タフだわ。40過ぎてて借金もあったのに恋に挑めた米沢さんに、一人で死にたい20代2人がつるんでたってのが不思議だな(苦笑)
でもねぇ、僕と言い安中さんと言い「恋をする」なんて選択肢は絶対選べないのよね。それやって一番傷付くの自分だって知ってるから。あれから15年経って、せめて佐川は辞めてて欲しい気もしますけど、彼はまぁ、幸せを見付けるってことはできないだろうなって気はしてます。自分の心を守るために不幸の道を選択するほかない。これが「底辺の中の底辺」ってやつでして、安中さんは私や米沢さんと関わっていくなかで一言も「恋人が欲しい」などとは言いませんでした。
ま、私も人のことは言えませんな。中学高校とイジメを受けて、母の離婚を3度見て、家庭内不和で毎日灰皿を投げる音が聞こえてとか、かと言って自ら命を絶つ勇気もなく、最初の会社でイジメられた末に過労死した上司を見て、佐川急便時代は「どれだけ働き詰めたら過労死できるか」ってことばっかり考えてたもの。それで佐川辞めてコールセンターに移ったと思ったら精神病やって馘首ですわ(精神病になった原因は自分の粗暴さが原因だと思ってます)
佐川急便時の仕事は夜勤だったんで、実は昼の仕事もやってたんですけど、その時、昼の仕事で年上の女性同僚からこんなこと言われました。
「大橋さん、お金だけが全てじゃないんですよ?」と。
も、これ言われた理由が15年経った今でもわかりません。少なくとも昼の会社で「金が全てだ!」なんて発言した記憶はないのだけども・・・。
ま、それで大人になって政治闘争に居場所を見つけることになってしまったときに「きっと今の政治って劣等感抱えた奴の玩具になっちゃってるんだろうなぁ」と、ふと考えます。
政治活動で彼是イザコザがあった末、皮肉にもコロナ禍にありながら閑職に就くことができ、今は人生で一番平穏な時を過ごしています・・・。
こうなったらこうなったで、この平穏壊したくないんだけどね。
まぁ「底辺の中の底辺」に足を突っ込んじゃったら割と人生は終わりに向けて歩くしかなくなるんで、皆さん、余計な苦労はできるだけ回避して生きてくださいね。取返しつかなくなるんで、マジで。

ご一読ありがとうございます。お読みいただいた記事がもし無料、あるいは価格以上の価値があると思ったら、フォローならびに、サポートいただけますと幸いです。