見出し画像

「AI救国論」を書いた本人に救済が必要…

「中国人はウチの会社じゃ雇わないから」
そんな発言で大炎上した東大准教授(非常勤)がおりました。その発言は在中邦人の人からも批判され、大炎上を起こしましたとさ。
そんな准教授に書かれた本が「AI救国論」という本なわけであります。
私の周りの人は(恐らく批判目的)で購入している人がいて、一方で私自身は技術書典や技術書博覧会で買った本の読み溜め、かつパソコン内の画像整理に追われて買う余裕もないのですが、noteで読まれた感想を書いている人がいたので、その内容は察してみることにしました。

書評を読んだ限りですが、概ね中身としては今のITの惨状を憂う姿は見えますね。確かにITという専門領域に関する知識や見識は優れているのだろうと思います。
まぁ実際問題、今のIT業界はなかなか現場のことを判ってるエンジニアが上に上がれないシステムで、体育会系の営業がなんだかんだで幅を利かせています。特にSierは(ちなみに私はそのSier所属)。
パソコンメーカーの凋落ぶりも凄まじく、基本的に今の日本のパソコンメーカーは実施手的にはOEMです。まぁ、書籍を読まずとも、書評からITのスキルは高い人だということは確かにわかります。わかるのですが・・・ねぇ。

中国が絡むとネトウヨ発言をしてしまう・・・
まぁ非常勤とは言え、やはり最年少東大准教授の肩書を持ってるだけあって知識や見識は凄いとは思いますよ?
ただですねぇ、どうも特定の国が絡んだ時だけ目が曇ってしまわれるようでして、そのツイートを見ると「(ノ∀`)アチャー」という気分にさせられます。

画像1

もう完全にネトウヨ的陰謀論じゃないですか・・・。
これ、むかーし産経新聞が似たようなことを「北海道が危ない」で書いていたんですよ。それは北海道在住の仲人さんが取材して事実を確かめてくれたんですが、あの陰謀論と似たような発言です・・・。

も、AI救国どころか先生の救済が必要なんじゃないでしょうか・・・。

これねぇ、どうしてかわからないんですけど、日本のプログラマって中国や韓国が絡むと途端に攻撃的になツイートをする人が割と見受けられます。
でもねぇ、なんて言いますか、今の日本の立ち位置って寧ろ日本人が深圳に行って実地研修してきた方が良いくらいです。GitHub見ればわかります。明らかに中国のITは勢いがあるんですよ。
逆に印鑑文化の日本はIT化が遅れているのですが、中国敵視のあまりに視界が曇ったのか、それとも新たにネトウヨツイッタラーを相手にビジネスをしようと考えだしたのか、そんなところなんでしょうかね。

しかしまぁ、大澤准教の専攻はAIです。上のnoteでも指摘されていますが、ヘイトスピーチはジェノサイドに繋がるキッカケになっていることが歴史上からも明らかになっています。
これからAIの時代になるにおいて、AIに学習させる内容如何によっては救国どころか、亡国に向かってしまいます。
ISILはドローンを軍事用に用いた話も聞いていますし、今後、AIを搭載したドローンによる自爆テロ(?)なども行われるようになるでしょう。
科学(テクノロジー)は倫理が無いと暴走します。それが兵器になれば尚のこと。
「歴史は雑学と思って切り捨てたんだわ」
まぁ確かに普段の業務で歴史はお金を生み出しませんし、雑学っちゃ雑学です。確かに。
ただ、ねぇ、倫理を失ったところにテクノロジーが融合するというのは結構恐ろしいのでして、まずは先生が倫理を身に着けてくれることを祈るばかりです。ホントに・・・。


この記事が参加している募集

ご一読ありがとうございます。お読みいただいた記事がもし無料、あるいは価格以上の価値があると思ったら、フォローならびに、サポートいただけますと幸いです。