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システム運用という名のハッキリしないお仕事💻

ITに関わる仕事って言うのは想像以上に色んな場面に行き渡るのでして、IT企業の中だけで見ても、花形職種の開発職(WEB系に限る)にマネジメント職(主にSIer)。何気に泥臭くも旨味は持ってく営業職に、縁の下の力持ちなインフラエンジニアがいます。
その中でも格別に地味で曖昧な存在が運用職。
「システム運用の仕事と聴いて何を浮かべますか?」と面接で訊かれた時、僕が一番イメージしてたのは主にデータ分析でした。ビッグデータとかを扱ってコンサルに役立てるような、そんなものをイメージしてたんですね。
ところがですね、実際の運用職ってもう地味で地味で、やればやるほど「運用とはなんだ??」という疑問にぶち当たります。

💻システム運用とは複数の作業の総称である

よく求人で募集を見るとき、職種でシステム運用と見ると、非ITの人には「割とカッコいいんじゃないか?」と思われそうです。いえ、僕自身がそう思ってました。
でもね、システムの運用って全然カッコいい仕事でもなければ、個々の作業は大して高度でもないんです。悪い言い方しちゃうと、中学3年生でもできるっちゃできる。夜勤ができないだけ。
と言いますのも、システムの運用職って会社によってやることが違い過ぎるのですが、基本的にやることはサーバー監視、データ入力、事務の3つでして、この3つを総称してシステム運用って言ってるんです。要はシステム運用などという職種は無いわけであります。
システム運用の仕事として言えることは、大きな顧客の運用ほど自動化されたジョブが動くのですが、そのジョブをしっかり動くように見守ることと、パンチでデータ入力してくことがメインになるんですね。特に女性が多い職場は間違いなくパンチャーがいます。そのパンチャーの打った内容にミスが無いかとか、それをサーバーに乗っけて無事に顧客へ納品できるかと言ったものを見守っていくのが、システム運用の仕事というわけです。

🏢ハッキリ言って客先常駐のが・・・楽!!!

さてITの仕事と言えば、基本的に客先常駐=悪であるという評価が一般的です。まぁ特に開発職はそうでしょうね。だいたいSESの食い物にされて開発職とは名ばかりのテスターとか、悲惨な話はよう聴きます。
一方、運用職はどうかって言うと、個人的には客先常駐のが楽でした。これは客先にも恵まれたのかもしれませんし、自社勤でのメンバーに恵まれなかったのかもしれないけど、とにかく客より社内のお局に気を使う!
どうしてそんなことが起こるのかっつうとですね、それはITの知識なんざ微塵も求められないからです。

🌐技術なんてキョーミアリマセーン!の過酷な職場

システム運用の仕事自体が会社によって作業内容結構違うんで、中にはちゃんとLinuxのスキルを求められるところもあります。ただ、そこまで求められる職場は多くはなく、とりあえずワープロできれば何とかなることが多いです。ある意味コールセンターよりもスキル要らない(何気にコールセンターからの転向組いるんだよなぁ)。
まぁコールセンターできた人にとっちゃね、システム運用って割と天国なのね。だって鬱陶しいクレーム出すエンドユーザーいないし、ネットの解約処理みたいな神経張り詰める処理も、金融系のシステムでなければ、そこまで頻度は高くは無いですから。
ただね、ただその代わりですね、スキルも身に着かないですよ。つか、同じ会社でIT技術に興味あったの僕しかいなかったとかマジでありまして、お局さんなど技術なんかより若い子のベッド事情のが気になるわけですよ。

僕「私はDrupalで疑似イントラ構築したことあるので経験を活かせると思いまして☻」
面「やる気あって良いですね!採用!☻」
局「オタクなんか現場で求めてねーよ😥」
僕「なんでCMS構築したくらいでオタク扱いなんだよ・・・😞」
局「大橋さんって、結婚してるの🤨?」
僕「普通にセクハラだよ・・・。つかIT企業だろここ。なんで既婚かどうかが重要なの。コイツとはぜってぇ仲良くできねぇ・・・🤢」

なんて感じで自社勤務の会社でしくりまして、3年間本当に苦労しました。対する客先常駐はなんて気が楽なのか・・・。
あと業務形態として、自社勤務のシステム運用はマルチタスクを求められることが多いです。反面、客先勤務はシングルタスクで仕事することが多かったのもあり、自社勤がキツいと思ったんですよね。どうせ技術力だのITへの関心なんか求められちゃいないんですから。

こうして考えてみるとシステム運用って不思議でしょ?
割とみんな意識低いんで、若い人にはまず向きません。その分、中年になっても過去に経験があれば雇ってもらえるのもまた良いところではあります。まぁ私なんかはね、もうITしか居場所ないから良いんだけど、若い人にはお勧めはしないですね、こりゃ。

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