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読書まとめ『怠惰への讃歌』

読書まとめです。
インプット→アウトプットの練習で書いてます。
いずれ有料化させます。
と言うのも、
本を読むのが面倒、時間がない。
とう言う方たちでも内容を要約して伝えられたら良いと感じたからです。

前回のNEWTYPEを読んで関連書籍にあった本です。
「怠惰への讃歌」バートランド・ラッセル

それでは、内容についてです。

『私が本当に腹から言いたいことは、仕事そのものは立派なものだという信念が、多くの害悪をこの世にもたらしているといいうことと、幸福と繁栄に至る道は、組織的に仕事を減らしていくことにあるということである。』

随分と昔から、労働時間は対して減っていない。
技術や科学は進歩しているのに、労働時間は一向に減っていない。
まず、「仕事は立派なもの」という信念が根強いだろう。
「働かないもの」を冷ややかに見る社会ではないだろうか?
「働いて」一人前みたいな風潮はないだろうか?

有史以来、人間を悩ませ続けた「不満、不安、不便
を解消するための労働は、1日3時間程度で済んでいる。
残りの時間は、実質的な価値を生み出さない、
『虚業的労働』に陥っている。
にも関わらずなぜ人々は働くのか。
それは義務という言葉を使って動かされているのである。

義務とは

義務の観念は権力の保持者が、ほかの人々に自分たちのためというより、その主人の利益に仕えるために生きていくように仕向ける手段である。
勿論、権利の保持者は、以上の事実を自分自身にも気がつかぬようにに隠している。
そのためには、自分たちの利益は、人類の大きな利益と一致するということをどうにかして信じ込むようにしている。

ある工場で製品を作る速さが半分になったとしても、働く時間は変わらない。
結果過剰供給になり、経済が回らなくなる。

つまり、この信念のせいで様々な弊害が起きているのだ。
過労死、仕事鬱なんてのがいい例だと思う。
長い拘束の上働く必要があるだろうか、その仕事は本当に必要だろうか。
本当に意味のある仕事だろうか。

哲学を深めて楽しいところは、答えのない解を求めていく過程だ。
それが正しい、間違っている。ということも勿論大事だが、そんなものは立場によって変わる。
ワンピースの好きなセリフで
「戦争を知らない子供、平和を知らない子供の価値観は違う。
意見は違う。勝ったものが正義になる。」
歴史は常に勝者によって書かれている。敗者には正義すら語れないのである。
だからこそ現状で起きていることについて考えなければならない。
なんのために生き、誰のために、何をするのか。
幸せとは?生きるとは?働くとは?

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