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1年を振り返る

2020年も後2日。僕にとってはあっという間の1年でした。4年半所属した学生団体を卒業すると同時期にコロナが大流行。それまでの多忙な日々とは打って変わって、約3ヶ月はずっと家に籠りっぱなしの生活に。流石に想像していませんでした。笑 それから卒業をして、就職予定だったLITALICOに半年前倒しで入社して今は社会人生活を送っています。

たまに聞かれる「この1年どうだった?」という質問には「今年は当たり障りない1年だったなぁ」と答えていたのですが、それでは学びが少なすぎるので、年の瀬の時間があるタイミングに丁寧に1年を振り返りたいと思います。

1~3月:4年間の活動の集大成

3月31日に4年間所属していたアイセックを卒業しました。通例でいくと次年度の代表が決まってからは活動量は少なくなるのですが、今年は引退最終日のギリギリまで次年度以降への申し送り書を作り続けていました。結局コロナの影響が大きく実際の戦略に反映されたものはほとんどないかと思いますが、最後の3ヶ月で、改めて団体の進む先を描き直せたのは自分にとって大きい経験でした。この4年間、ビジョンやミッションには共感しつつも、非線形的な成果を上げるための方針を立てられなかった自分にモヤモヤしていた時期が長くありました。最後の最後に「仮説」でしかないながらも、初手でこれをすべきであるという主張を持ったことは次のフィールドでも生かしたいです。また、組織構造とKPIの結び付きを解像度高く描けたこともあり、新しい視点を得られた3ヶ月でした。

4~6月:方針ブレブレで勉強し続けた低迷期

アイセックの引退と同時に神戸に戻り、すぐさま緊急事態宣言が発令。1ヶ月ほど学校の開始も先延ばしになり、時間が多分にある日常に変わりました。自分の中で、何をすべきかを整理し、Ruby on RailsやPython、UIデザインの勉強、起業のお手伝いなんかに時間を投資しました。専門性を特に取りにいきました。しかし結果としては、中途半端な結果で何も得られないままに終わってしまいました。振り返ると、何をするにしても覚悟も方針もない状態で目先の取り組めそうなものに足を突っ込んでいただけでした。自分を頼ってくれた方は、期待に添えなくてすみませんでした。自分は、もっと何にでもがむしゃらに取り組める人間だと思っていました。ただ、自分なりに取り組む意味を腹落ちさせないと全力で取り組めないことが分かりました。心に深く残った訳ではないですが、プログラミングを最後までやり遂げなかったことは、小さな挫折経験です。

7~9月:卒業をかけた卒論とインターン、免許合宿の3本柱

元々の想定ではなかったですが、6月末に秋卒・秋入社をすることに。7月は卒論の執筆と単位取得、インターンを同時並行で進めていました。この頃は同じく秋卒を考えてた友達2人とよく一緒にいた記憶があります。卒論は授業出席率と入学動機の相関性について書きました。内容はぶっちゃけ大したことはないのですが、初めて論文というものを書く中で、仮説思考・論理的思考・論文の引用・統計など色々な能力が求められているのを実感しました。これだけを4年間やるだけでも十分力が尽きそうなのになぁ。
8月後半は徳島に帰り、車の免許を取りました。内省ではなく思い出話なのですが、卒業発表に自分の学籍番号がなく、4日遅れで卒業が決まったのは本当に焦った出来事でした(3:7くらいで大学側の不手際でした。3は自分だけど...)車を運転するのはとても楽しく、営業を犠牲に早く取っとけ場よかったなとも少し思いました。。笑 この3ヶ月は大きな学びはそこまでなく、次のステージに進むための準備期間的な意味合いが大きかったです。

10~12月:初めての社会人、半年ぶりのチーム活動

10月1日から東京に引っ越し、LITALICOに入社しました。21卒だけど半年早く入社という変な位置付けですが、同期のみんなは(多分)受け入れてくれててありがたいです。自分はLITALICO仕事ナビというサービスに携わっています。「働くことに障害のある誰もが自分らしく働ける社会をつくる」というビジョンの元に、障害をお持ちの方を企業や福祉施設に斡旋する人材紹介事業です。今の僕の担当は広告とマーケティングです。検索広告の運用やSEO、サイト改善案の作成なんかを行ってます。
正直、最初に関心があったのは発達ナビという別の事業で、今の事業自体の思い入れは薄かったのですが、現在はサービスの価値を実感することも多く、まずは1人でも多くの方に届けられるよう試行錯誤しています。
そして、アイセックぶりのチーム活動をしています。一番大きな違いはエンジニアとデザイナーの方と共にチームを組んでいることです。KPIを実現するために可視化されているチャネルがあり、その改善を繰り返す。それぞれの役割がありつつも、計画や施策に対して各々の視点から意見を出していく。いわゆる技術職がいない組織で活動していたので、実際に施策を形にしてくれる人がいるありがたさを実感しました。一方で、ビジネス職として生きていくためには技術を持っている方以上に、意味ある仮説・施策を生み出し続けなければならないという意識も強くなりました。
また、4~9月との違いでいうと目標が明確に定まったことです。ある種すべきことが制限された分、自分が何をインプット・アウトプットすべきかが分かったので学習効率がかなり高まった3ヶ月でもありました。

2020年の総括:今ある環境で努力した1年

1年を振り返った時に、努力を怠った場面はあまりなかったように思います。自分なりに目標を定義して、学習を繰り返すことにこだわり続けました。学生団体を辞めた半年間も同じように行動できたのはとても良かったです。

ただ、悔いが残るのは結果を伴わせられなかったことです。
目標に覚悟を持てなかった時に、最後までやり切ることができずに努力を無駄にしてしまうことが何回かありました。とても勿体無かったです。

2021年:正しい努力を積み重ねたい

努力ができることは自分の強みなので、「環境に依存せずに成果に繋げられる努力ができるかどうか」を2021年はもっとこだわりたいと思います。特に自分で環境を定義する場面になると、まだまだ自分は弱いです。どうしてもコミュニティで定めた目標に傾斜をかけてしまう。自分が充実した1年を送るため、やりたいことをするためには自分が持ってる時間に意味を持たせられるかを大切にします。

今年の自分の反省が意味あるものだったと言えるよう、来年に期待を込めて年の瀬を過ごそうかと思います。良いお年を。

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