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汗が肌に与える影響

 いつもより間隔が開かないオリンピックイヤー2024年も、明日から8月に入ります。7月13日にトランプ暗殺未遂事件が起こった直後の、7月24日から始まった「平和の祭典」。戦争も継続されている中ですが、選手の方々には、ひたすら、日頃の厳しいトレーニングの成果を遺憾無く発揮して頂きたいと心から願うばかりです。

 さて、連日、最高気温が35度を超える日が続き、熱中症で病院に運ばれる方も平均より多いという東京ですが、高層ビルが立ち並ぶ大都市は、空気の流れが悪くなる事によって、湿気が逃げにくくなり、夏の湿気を酷く感じるという研究結果がある事をご存知でしょうか。今回は、スポーツでかく汗と、外気の湿度などによってかく汗の違いや、汗が肌に及ぼす影響などについて深堀りしてみました!

 
 スポーツでかく汗と外気や湿気による汗にはいくつかの違いがあります。それぞれの状況での汗のかき方とその成分には特徴があり、それが肌や体に与える影響も異なります。

スポーツでかく汗

  1. 役割: スポーツなどの運動時にかく汗の主な役割は、体温調節です。運動によって体温が上昇すると、汗をかくことで体内の余分な熱を放出し、体温を下げる役割を果たします。

  2. 成分: スポーツでかく汗は主に水分で構成されており、少量の塩分や電解質も含まれています。この汗は、体温調節のためにすぐに分泌されるため、比較的薄いのが特徴です。

  3. : 運動強度や環境条件に応じて大量の汗をかくことが多く、短時間で大量の水分が失われるため、適切な水分補給が必要です。

  4. 肌への影響: 運動後は汗が肌に残ると、毛穴を詰まらせたり、バクテリアの増殖を促進することがあるため、運動後はすぐにシャワーを浴びるか、顔を洗うことをお勧めします!

  5. その他:運動で汗をかく事の大きなメリットは、体内の老廃物を排出するデトックス効果です。汗とともに体内の不要な物質が排出されることで、肌の健康を保ちやすくなります。また、汗をかくことで血行が促進され、肌のターンオーバーが活性化されるため、くすみが取れて明るい肌を保つ事にもつながります。

外気や湿気による汗

  1. 役割: 外気の温度や湿度が高いと、体は自然に体温を調節するために汗をかきます。この汗も体温調節のためですが、運動時の汗と異なり、環境の要因によって引き起こされます。

  2. 成分: 湿気の多い環境でかく汗は、運動時の汗よりも塩分や電解質の濃度が高いことがあります。これは、湿気が高いと汗の蒸発が遅れ、塩分が肌表面に残りやすいためです。じっとりと感じるのは、このためです!

  3. : 湿気が高い環境では、体は継続的に汗をかきますが、蒸発しにくいため、皮膚が常に湿っている状態になります。これにより、不快感が増すことがあります。

  4. 肌への影響: 運動でかいた汗と同じく、そのままにしておくと、毛穴を詰まらせたり、バクテリアの増殖を促進することがあります。

  5. その他:高温多湿の環境で長時間過ごすと、汗が蒸発しにくくなります。上記でお伝えした通り、運動時の汗よりも塩分や電解質の濃度が高いため、塩分が肌表面に残りやすくなる事が、肌への負担を増やします。適度な湿度を保ち、風通しの良い場所で過ごすことが、汗による肌ダメージを軽減するために効果的です。

 汗をかくこと自体は自然で健康的な現象ですが、肌にとっては、良い影響と悪い影響の両方を持ち合わせています。特に美容の観点からは、汗をかいたら、なるべく早く洗い流すなどして清潔に保ち、その後、保湿をしっかり行い、肌のバリア機能を維持する事で、汗のデメリットを最小限に抑え、美しい肌を保つことができます。湿度が高い時期は、汗による刺激を和らげる成分を含んだ化粧水などを選ぶと良いようです!

 
 ここ数年、世界や日本で、今までとは違う「異常気象」が続いています。先日も、東北地方では、大雨による大変な土砂災害が起こりました。被害に遭われました皆様には、心よりお見舞い申し上げます。色々な事が起こる、このような時代だからこそ、人と人との繋がりがとても大切になってくるのだろうと思う今日この頃です。
 どうぞ皆様、まずはご自愛くださいませ m(_ _)m!

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