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【Emil Gilels, 1916-1985🇺🇦ウクライナの芸術家シリーズ1】

20世紀の名ピアニストのエミール・ギレリス(Emil Grigoryevich Gilels, 1916-1985)はオデッサ(ロシア帝国,現ウクライナ)生まれ。両親は共にユダヤ人の音楽家だったとのこと。妹のエリザベート・ギレリスはヴァイオリニストで,レオニード・コーガンと結婚している。見出し写真はエミールとレオニードだ。

「鋼鉄のタッチ」と呼ばれるテクニックの持ち主で,どちらかというとルバートは控えめな一方,端正で緻密でありながら強烈な音量のコントロールによる表現が魅力的な演奏をする。

プロコフィエフからピアノ・ソナタ8番(これも戦争ソナタと称される曲の1つ)を献呈されている。この曲は個人的には大好きなのだが少し長い(30分位)。おまけにギレリスの演奏動画も見つけられなかった。

というわけで,以下の動画はプロコフィエフのピアノソナタの3番の演奏。 プロコフィエフが16歳の時の作品を26歳の時に少し手直しして出来た曲らしく「古いノートから」という副題がついている。ギレリスのタッチが光る。

ほぼ同世代で,モスクワ音楽院で共にネイガウスに師事したリヒテルもプロコフィエフの曲の演奏は多く残しているが,この曲についてはギレリスの演奏を弾いてから演奏をやめたらしい。

wikipedia: https://en.wikipedia.org/wiki/Emil_Gilels


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