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ヒト歯髄細胞順化培養液についてⅡ

ヒト歯髄細胞順化培養液について、以前の記事でも書きましたが、今回は様々な種類のヒト幹細胞がある中、CELLESSENSEは何故ヒト歯髄由来の幹細胞を採用したのか という点に少し触れたいと思います。

①採取時の負担が少ない

歯髄由来幹細胞培養液の特長他由来との比較してみます。

・歯髄由来幹細胞

採取経路が明瞭。脱落しそうな乳歯からの採取のため体の負担が無い。

・脂肪由来幹細胞

採取経路の多くは脂肪吸引後の脂肪が用いられる。

・骨髄由来幹細胞

採取自体がドナーに大きな負担がかかる。

・臍帯血由来幹細胞

採取経路が不明瞭な場合が多い。

・胎盤由来幹細胞

採取経路が不明瞭な場合が多い。
臍帯血同様に出生時のみのため、採取できる細胞数自体が少ない。


人は6歳頃から12歳頃にかけて「乳歯」から「永久歯」へ生えかわります。ヒト歯髄由来の幹細胞は、生え変わり等で抜けた乳歯から摂取した細胞を採用しています。
上記の比較からも分かるように、身体に負担が掛からずに良質な細胞が採取できます。

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②若い細胞の採取が可能


こちらも、歯髄由来幹細胞培養液の特長他由来との比較します。

・歯髄由来幹細胞

6歳頃から12歳頃にかけての乳歯を採用しているため、細胞自体が非常に若く良質なタンパク質を多く含む。

・脂肪由来幹細胞

成人からの採取のため、細胞そのものが老化傾向にあり良質な細胞は少ない。

・骨髄由来幹細胞

脂肪由来同様に成人からの採取になるため、細胞が老化傾向にある。

・臍帯血由来幹細胞

出生時のみのため、採取できる細胞数自体が少ない。

・胎盤由来幹細胞

臍帯血同様に出生時のみのため、採取できる細胞数自体が少ない。
成人からの採取のため、細胞が老化傾向にある。


幹細胞は採取するヒト自身が若ければ若いほど、細胞の増殖能力も良質です。
上記の比較からも分かるように、歯髄由来幹細胞は若くて良質な細胞なのです。

③良質な幹細胞が採取できる

歯はエナメル質、象牙質、歯髄の3層構造。
歯髄細胞は、人体の中で最も硬い組織であるエナメル質にガードされている為、遺伝子に傷が付きにくい点も特徴です。

一般的に、幹細胞は加齢とともに急激に減少する傾向にありますが、乳歯由来の若い幹細胞には、脂肪幹細胞や骨髄幹細胞などと比べて、様々な成長因子(サイトカイン)が豊富に含まれていることがわかっています。
例を挙げると、骨髄細胞に比べて3~4倍ほどの増殖力があり、活動が活発であるとも言われています。

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まとめ

上記の理由から、CELLESSENSEではヒト歯髄由来の幹細胞を採用した製品作りを行っています。

成分の話はどうしても聞きなれない単語が多くて、分かりにくい上に長くなってしまいますね。
少しでも分かりやすくお伝えできるよう、資料をまとめているところです。

ヒト歯髄由来の幹細胞についてはまだまだ書ききれないので、資料をまとめつつまた別の機会に続きを書きたいと思います。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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