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雲仙に行ってきた

 1991年5月、長崎県の雲仙普賢岳が噴火し、火砕流が市街地に流れ込み、多数の方が亡くなったり、家屋を焼かれました。当時、海外から来られていた火山学者夫妻も亡くなりました。
 最近、その夫妻のドキュメンタリー映画が海外で公開されたとかもあり、一回行ってみようと思い、行きました。


雲仙までの交通方法

 雲仙へは、車で直接行く方法や、飛行機やフェリーを利用する方法があります。私は今回、新しい船が就航したという噂があったので、フェリーで行くことにしました。フェリーには様々な航路がありますが、大阪と別府を結ぶさんふらわあに乗ってみました。今年新しく就航した「さんふらわあ むらさき」と「さんふらわあ くれない」の2隻がこの航路を担当しています。私は幸運にも「さんふらわあ くれない」に乗ることができました。
 私が感動したのは、乗船券がそのまま部屋の鍵になっているということです。(普通はフロントで部屋のカギをいただきます。)乗船券にはバーコードが印刷されており、それを扉のセンサーにかざすと、鍵が開きます。(二等寝室などの共用部屋も同じ仕組みです)
 関西・九州間の長距離フェリーの中には、車用充電器を備えている船があります。(ただし、今年デビューしたフェリーにはついてません。なんでや!)。
 また、かつては船内で船酔い止めの薬が販売されてましたが、数年前の法律改正でできなくなったので、いざ乗った後に船酔いしたら飲む薬はありません。そのため、万が一のために酔い止め薬を持って乗船されることを心よりお勧めします。

雲仙地獄(気分により移動します。)

 雲仙地獄は、時々移動しているようで、駐車場だったところにできたりします。また、小さな場所なので、散歩コースになります。ホテルや旅館が多い地域にあり、よほど遅くにチェックインした場合でない限り、一周は可能だと思われます。
 私が行ったときはがけ崩れで一部通行止めになっていました。そのエリアを含めても散策するのに十分な広さがあるようです。ただし、坂道が多いため普通の散歩よりも運動になるかもしれません。糖尿病の運動療法の一つが散歩ですが、ここで散歩するのも良いかもしれませんね。

平成新山を登る方法

 平成新山は、雲仙普賢岳の噴火によってできた新しい山です。車では平成新山ネイチャーセンターまでは近づけます。平成新山ネイチャーセンターは、雲仙温泉から車で約20分のところにあります。(噴火したときに火砕流が来るのが2分弱とのことです。そのため、避難設備などが備えられてました。)

ネイチャーセンターにある看板


登山道のアプローチ方法

 登山道からでは、平成新山の火口の近くまで行けます。しかし、登山道は中級者向けで、傾斜が急で岩場が多いので、注意が必要です。登山届を提出の上、上ってください。登山道を歩くには、適切な装備や体力が必要です。登山道を利用する場合は、事前に天気や火山活動の状況を確認してください。

雲仙普賢の資料館

 資料館は海側にもあります。雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)です。雲仙噴火の資料や、火砕流が一部流れ込んだときの状況がそのまま保存されています。

電気自動車と宿泊施設

 電気自動車乗りの方は、旅行会社から紹介された宿でも、宿のホームページを確認することをお勧めします。宿泊者専用車用充電器を抱えている宿の中には、表にはオープンにしていない宿があります。そういう充電器は普通に公開されている充電マップには表示されていないことが多く、宿のホームページのみに掲載されていることがあります。
 また、山岳地帯であるため、登りは電気を大量に消費します。下りではおつりがたっぷりと出て、登りで消費した分を補充することができます。そのため、登るときは、ふもとで充電することをお勧めします。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2023.10.6 公開
2023.11.29 加筆修正
2023.11.30 加筆修正


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