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子どもと一緒に楽しむカメの観察イベント

自然の中で過ごす時間は、子どもたちにとって新たな発見と学びの場となります。特に、動物を観察する体験は、ただ見るだけでなく、その生き物の生活に少しでも触れることで、親しみと感動が生まれます。家族で一緒に参加する観察イベントは、私たちにとって、忘れられない思い出になりました。

週末、私たちは5歳の息子と3歳の娘を連れて、初めてのカメの観察イベントに参加しました。朝早くから「かーたん、今日はカメさんに会えるの?」と息子はワクワクが止まらない様子で、娘も「あたしもカメさん見たい!」と期待に胸を膨らませています。まだ少し眠たそうな目をこすりながらも、子どもたちは早起きに頑張って、いよいよ家族全員で出発です。

会場は、青々とした木々に囲まれた川辺。夏の太陽が差し込む中、川の水面がキラキラと輝いていました。ガイドさんが「今日はカメたちの生活をじっくり観察しましょう」と説明してくれると、息子は興奮気味に「かーたん、カメさんってどんなことをしてるんだろう?」とささやきました。娘も「カメさん、どこにいるの?」と一生懸命に目を凝らして探しています。

ガイドさんは、カメが夏に産卵することや、彼らがどのようにして安全な場所を見つけるかを詳しく説明してくれました。「カメさんは、あたたかい砂の中に卵を産むんだよ」と教えてもらった息子は、「すごい!カメさんもお母さんになるんだね!」と感心して聞き入っていました。娘も「カメさん、赤ちゃんを産むんだね!」と興奮した様子で、ガイドさんの話に夢中です。

観察が進む中、私たちは川のほとりで、実際にカメたちがゆったりと水辺で過ごしている姿を目の当たりにしました。息子は「かーたん、カメさんが泳いでる!」と興奮して指差し、娘も「見て見て、カメさん!」と小さな手を振っています。自然の中で、こうして生き物たちのリアルな姿に触れることは、子どもたちにとって大きな刺激となったようです。

観察が終わると、子どもたちが楽しみにしていた工作タイムが始まりました。息子は「僕、カメさんの甲羅を作るよ!」と元気に言いながら、早速紙や布を手に取ります。娘も「あたしはカメさんにお花を飾る!」と笑顔で材料を選んでいました。二人とも夢中になって作業を進め、時間を忘れて自分なりのカメを作り上げていきます。

息子は「かーたん、見て!僕のカメさん、すごくかっこいいよ!」と自慢げに完成した作品を見せてくれました。娘も「あたしのカメさん、お花がいっぱいだよ!」と嬉しそうに飾り付けを披露してくれます。二人とも、自分の手で作り上げたカメに満足そうな表情を浮かべていて、その姿に私も自然と微笑んでしまいました。

最後は、自分たちが作ったカメになりきって、子どもたち同士で遊び始めました。「カメさんごっこしよう!」と息子が提案し、娘も「いいねー!」と楽しそうに応じます。子どもたちはカメのようにゆっくりと歩いたり、甲羅に見立てた紙を背中に乗せて遊び回ったりして、笑い声が絶えないひとときとなりました。

このイベントを通じて、息子と娘はカメの生態や自然の中での役割について多くを学びました。息子が「かーたん、カメさんって本当にすごいね!」と感動しながら言えば、娘も「またカメさんに会いたい!」と笑顔で話していました。私は「もちろん、また一緒に自然と触れ合う楽しい時間を過ごそうね」と答え、家族全員がこの特別な一日を心に刻みました。

自然の中で過ごすこうした時間は、ただの楽しみではなく、子どもたちにとって貴重な学びの機会でもあります。これからも、子どもたちと一緒に自然観察を楽しみながら、親子の絆をさらに深めていきたいと思います。カメの観察イベントを通じて得た経験は、私たち家族にとって忘れられない思い出となりました。

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