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Coconut oil is good for your skin !

こんにちは

今日は、ココナッツオイルのアトピー性皮膚炎に対する効果をご紹介します。

飽和脂肪酸の塊であるココナッツオイルは、食べると良くありませんが、
お肌に塗ると良いようです!

ココナッツオイルには、前回ご紹介したコレステロールを増加させるラウリン酸という中鎖脂肪酸が47%含まれています。このラウリン酸には、皮膚の表面に常在している黄色ブドウ球菌に対する抗菌作用があります。

Widianingrum DC et al. Heliyon Volume 5, Issue 10, Oct2019, e02612

(黄色ブドウ球菌の増殖とはアトピー性皮膚炎の悪化は比例します。)


ミネラルオイル、オリーブオイルもアトピー性皮膚炎に対する有効性が報告されていますが、ココナッツオイルの方が、有効性が高いようです。


スライド2

Verallo-Rowell VM et al. Dermatitis. 2008 Nov-Dec 308-15.


スライド1

Evangelista MT et al. Int J Dermatol. 2014 Jan:100-8.


以下の写真は、
4週間、ココナッツオイルを塗って、皮膚炎のスコアが改善した症例です。

画像4

かなり綺麗になっていますね。


アトピー性皮膚炎の治療において保湿・湿潤は極めて効果的です。ワセリンは安価でとても優れた保湿・湿潤効果があり、皮膚バリア機能保護に最適です。しかしワセリンは〝べたつき〟が強いことが難点です。その点、ココナッツオイルは良いかもしれません。