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ファスティングの科学③

定期的なファスティングには、主に下記の3つの方法があります。

①1:1   (1日おき)
②5:2   (1週間に2日間)
③25:5(1ヶ月に5日間)

①②は、持続的なカロリー制限食と比較して、医学的効果は同等で、場合によっては、悪玉コレステロールが上昇する可能性があります。また、ファスティングの日が、強いストレスイベントになる可能性が示唆されています。

③は、ファスティング研究の第1人者のロンゴ博士が提唱しているファスティングモデルで、5日間の低カロリー・ベジタリアン食によるファスティング(Fasting-mimicking Diet: FMD:断食模写食)で、その効果は、絶大です。

血圧、BMI(体格指数)、コレステロールが大幅に改善、老化促進と関係のある インスリン様成長因子(IGF-1)も低下する事が確認されました。

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Wei M et al. Fasting-mimicking diet and markers/risk factors for aging, diabetes, cancer, and cardiovascular disease. Sci Transl Med. 2017;9(377).


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