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ファスティングの科学②

治療目的のファスティングの対象となる病気は下記の通りで、
免疫と関連した慢性炎症性疾患が主な対象とります。

肥満症
慢性関節リウマチ

変形性関節症
喘息
高血圧症
脂質異常症
2型糖尿病
パーキンソン病
多発性硬化症
線維筋痛症
偏頭痛
皮膚炎
乾癬
過敏性腸症候群
抗がん剤の副作用

治療目的のファスティングは、7-14日間、年1-2回が推奨されており、水のみではなく、250-400kcalの低カロリー食が必要になります。24時間以上のファスティングは医師の管理下で行う事が推奨され、準備食と復帰食の設定も必要です。営利目的の酵素ファスティングには、科学的根拠はありません。また、自己流のファスティングで、電解質とミネラルの喪失による死亡例も報告され注意が必要です。

⭐️ファスティング後は、ベジタリアン食が推奨されています!

Muller H et al. Fasting followed by vegetarian diet in patients with rheumatoid arthritis: a systematic review. Scand J Rheumatol. 2001;30(1):1-10.