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週刊セブ島留学&起業日記(第64回)

この記事は2019年12月29日に配信されたメルマガのバックナンバーです。

<今週のトピック>
・フィリピンで人口が増え続ける理由
・日本の少子化対策、子供1人に1000万円支給しろ
・東南アジアで最低IQのフィリピン人にできること
・セブ行きの便、やはりマニラは鬼門?
・筋トレ:ラテラルライズで肩を鍛える
・2019年の株価、日本アメリカは20%上昇、フィリピン株は惨敗

皆さん、年の瀬をどうお過ごしでしょうか?こちらセブの年末は例年通りカオスです。まず、12月中旬から全然タクシーが捕まりません。理由はタクシーの運転手が休みがちになるのと、普段はタクシーを利用しない人がタクシーに乗るからです。

フィリピンではボーナスは年に1回しかなく(一般的に)、それは法律で「クリスマス前に支給」と決まっているのでみんな今が一年で一番懐が暖かいのです。そして、一族に1人はいるであろうOFW(Overseas Filipino Workers)と呼ばれる海外出稼ぎ労働者からの仕送りがこの時期に入るわけです。最後に、『宵越しの銭は持たない』という国民性も相まってどこに行っても尋常ではない混雑となるのです。

ということで、私はここ2週間外出を控え完全に引きこもっています。要は嵐が過ぎるのを待っているのです。

こうした「いつもの年末」に加えて、今年は二つのマイナス要素が追加されています。まず一つ目は、とっても天気が悪いこと。ここ最近、毎日のように雨が降り気温も低めです。ですから、多くの人が体調を崩しています。私はなんとかサバイバルしていますが、こんな天気が続いてはやはり気分は上がりません。

更には、インターネットがメチャ遅いのです。動画を見るにはギリギリ大丈夫ですが、国際通話ができないのです。私は日本でコンサルしてる会社があるのでたまに電話会議があるのですが、回線が弱すぎて通話ができません。そして、オンライン英会話をやろうと思って「ネイティブキャンプ」というところに申し込んだのですが、ここ10日ぐらい回線が弱いためレッスンができません。

とにかく、カオス&理不尽なクリスマスシーズン、それがセブです。とっとと年が明けて欲しいものです。

<フィリピンで人口が増え続ける理由>
このメルマガでは、巷間言われるフィリピンの経済成長のことを「成長」ではなく「膨張」であると言い切っています。そして、この膨張を支えるのが「止まることのないフィリピンの人口増加」なのです。そう、人口が増えれば経済規模は拡大するという「人口ボーナス」という考え方です。

では、実際にフィリピンの人口がどれだけ増えているかデータを見てみましょう。2018年時点のフィリピンの人口は約1億500万人です。日本を若干下回る程度ですね。そして、2045年には1億4200万人まで増えると予測されています。

フィリピンでは、2000〜2010年の10年間では年率平均1.9%で人口が増え続けました。そして、今後しばらくは同程度のペースで増え続けることが予想されています。

『A 142 Million Philippine Population by 2045?』
https://psa.gov.ph/content/142-million-philippine-population-2045

次に他のアジアの国との比較を見てみましょう。このメルマガではグラフを挿入できないので、下記のツイッターのリンクをご覧ください。アジア諸国の2050年までの人口推移のグラフを貼りつけています。

https://twitter.com/Cebu_Eigo_Club/status/1211051735323566080

ひたすら、右肩上がりで伸びるのはフィリピンだけです。ほぼ年率2%で増え続けます。同様に右肩上がりのベトナムも2020年を超えてからは伸び率も鈍ります。皆さん、ご存知の通り、中国の人口増はほぼ止まっていて日本以上の高齢化社会が待っています。そう、アジアで今後ひたすら人口が伸び続けるのは、インド・インドネシア・フィリピン・ミャンマーなのです。「人口ボーナス」の観点から投資するならこの4カ国ですね。

では、なぜフィリピンではこれだけ人口が増え続けるのか?ここでは、宗教・経済・文化の3つの観点から私なりに説明します。まずは、宗教的観点。フィリピンは超のつく敬虔なカトリックの国なので中絶は行いません。法律云々ではなく、カトリックとしては中絶はアウトです。また、私の知る限り、カトリックでは避妊も悪ですね(多分)。つまり、この国にBirth Control / バース・コントロールという言葉はないのです(もちろん、コントロールしてる人もいますが)。

次に経済的観点。とっても些末なことを言えば、コンドームを買うお金がない、ということもあるでしょう。ただ、一番はフィリピンではまだ子供は「労働力」と捉えられていることです。経済の成長過程にある国ではどこもこうですね。日本も以前はそうでした。しかし、ある程度の経済レベルに到達すると言葉は悪いですが、子供は「コスト」になってしまいます。

最後に文化的観点。まず、フィリピンは子供をコストとは考えないのです。フィリピン人はいまあるお金を後先考えずに全部使ってしまうのです。貯金とかしません。仕送りもらったらすぐに全部使います。つまり、ファミリープランという言葉がないのです。みんな子供たくさん産んでるから、多分そんな理由で子供をたくさん産んでいます。またフィリピンにはシングルマザーがたくさんいます。もうこれは完全にフィリピンの文化だという以上、説明のしようがありませんね。

以上が、私が考えるフィリピンで人口が増え続ける理由です。

<日本の少子化対策、子供1人に1000万円支給しろ>
ここで、日本に目を向けてみましょう。日本の少子化の一番の原因はお金(コスト)だと思います。要は、子育てにお金が掛かり過ぎるので、産みたくても産めない家庭が多いのです。そして、とうとう今年は出生者数が年間90万人を下回る事態に至ってしまいました。

『2019年の出生数初の90万人割れへ : 自然減は50万人超』
https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00624/

この少子化を打開するために、先週のメルマガで紹介した日本最王手の両替所Exchangersのオーナーである竹田恒泰さんがとっても面白いアイデアを主張しています。それは、子供を産んだら1人当り1000万円を政府が支給するという案です。私も1000%賛成です。

第2次ベビーブームの1971-1974年当時の出生者数は、約200万人です。仮にこの数字を目指すとして、1人の赤ちゃん当り1000万円を支給しても年間予算は20兆円です。日本の超健全財務体質ならこんな数字余裕ですね。

日本人1人あたりの生涯経済効果は、3〜5億円です。データは下記の記事を参照しました。そして、子供は生まれる瞬間というか生まれる前から「消費」を生み出します。出産費用、衣服代、お祝い等、家族親族がこぞってお金を使います。つまり、消費を押し上げるわけです。これによって潤う企業・個人は多いはずです。そして、GDPを押し上げます。

『生涯収入と生涯支出どっちが多い?』
https://kurashi-okane.mizuhobank.co.jp/000807.html

更にダメ押しすると、「年寄りにお金を使うのではなく子供をもっと大切にしろ」と言いたいですね。要は「老人から子供へ」ということです。現在、日本人の7人に1人は75歳以上なのですが、この75歳以上の1人当たりの年間医療費はなんと94万2000円なのです。これを合計すると約16兆円になるのです。先ほどの赤ちゃん一人当たりへの支給額の合計20兆円とほぼバランスしますよね。

『17年度医療費、過去最高の42兆円に:75歳以上の1人あたり医療費は94万円』
https://www.nippon.com/ja/features/h00319/

もちろん、老人を蔑ろにしろとは言いませんが、日本は老人に甘すぎます。こんなに寝たきりの老人だらけの国は日本だけだそうです。もちろん、必要な医療費はありますが、そうでないものも多いと思うのです。現在の保険制度からすれば、病院側にとって老人はドル箱です。だって本人は病院に行ってもお金を払わないのですから(払っても少額)、医者に来いと言われればホイホイ行くわけです。

そして、その医療費は現役世代が負担し、潤うのは病院というわけです。更には、そんな老人だらけで混雑した病院で医療従事者は完全なブラック環境で働いているのです。ということで、良いことなんて一つもありません!

人口が増えれば、多分、いま日本が抱えている問題はほとんど解決するでしょう。経済成長もします。人手不足も解消します。社会ももっと明るくなります。政治家の皆さんに勇気を出して頑張って欲しいですが(高齢者票を捨てるという意味)、それ以前に能力が絶望的に足りないですよね。小泉進次郎とか完全白痴レベルですからね。

小泉進次郎の意味不明発言ツイート
https://twitter.com/koishinbot/status/1210504174028259329

<フィリピン人にできること>
ここで、もう一度フィリピンに戻ります。フィリピン、持続的な人口増加により潤沢な労働力があります。しかし、いつまでも経っても経済成長しません。しているのは膨張だけです。そして、多分、日本を含む外資が撤退したらこの国は間違いなく未開の地に戻ります。なぜなら、フィリピン人は本当に仕事ができないからです。

実は、最近、フィリピンが東南アジアで一番馬鹿というデータが出てしまったのです。下記の記事にあるのですが、要はIQが一番低いと(笑)。

『The Philippines Is Dead Last in the Ranking of Smartest Countries in ASEAN』
https://www.esquiremag.ph/politics/news/philippines-ranking-asean-smartest-countries-a00293-20191010

この記事の「国民平均IQ」ランキングを紹介すると下記のようになります。

シンガポール 108
ベトナム 94
マレーシア 92
タイ 91
カンボジア 91
ブルネイ 91
ラオス 89
インドネシア 87
ミャンマー 87
フィリピン 86

ちなみにシンガポールが世界1位で、日本は105で世界3位です。まあ、IQが全てではありませんが、重要な要素の一つですよね。下記が世界のIQランキングです。

『Countries by IQ - Average IQ by Country 2019』
http://worldpopulationreview.com/countries/average-iq-by-country/

つまり、頭があまり良くないのです。もちろん、フィリピン人にも賢い人はいますが、彼らは海外に出てしまいます。それが、GDPの10%を出稼ぎ労働者が稼ぎだすという数字の背景にある事実です。もちろん、国内にも富豪はいますがほんの一握りで、日本人には想像もできないほどの格差社会なのです。

では、そんなフィリピン人が得意なこととは?それは、フィリピンの主要産業を見れば分かります。

農業
英語学校の先生
コールセンターのオペレーター
ローテクの製造業
看護師
メイド
水夫
エンターテイナー

他になにかあれば教えて下さい(汗)

上記の共通項として、まず高い技術や専門性は不要です。そして、労働集約型ですね。知恵よりも体で稼ぐ。そして「対人スキル」に特化している点。フィリピン人は大家族で常に人と接しているので、看護師なんて天職だと思います。ですから、海外出稼ぎ労働者の多くは、看護師・メイド・水夫・エンターテイナーだったりします。香港・マカオ・シンガポールなんて、フィリピン人のメイドさんがいなくなったら崩壊してしまうくらい、浸透してますよね。

ということで、今後フィリピンに進出しようと思ってる起業家の皆さん、上記以外の職種の方は考え直した方が良いと思いますよ(笑)。もう一度、言いますね。フィリピン人、本当に仕事できないんです。5つ指示して1つできたら褒められるくらいの度量が必要です。基本、仕事はシングルタスクです。お湯を沸かしている間に野菜を切るとかできません。お湯を沸かしてる時は、他に何もせずお湯が沸くのをじっと待つのです。他のことをさせたら、お湯のことは完全忘れられて蒸発してなくなるまでお湯は沸騰し続けるでしょう。

スミマセン、つい筆が走り過ぎたので続きは次回にします。


それでは、いつものコーナーに行きましょう。

1. 読者さんからの質問

Q: Sさんからの質問

KGさん、いつもメルマガありがとうございます。また、最近Youtubeも楽しみにしています。最近の動画で「セブに行く時は韓国経由便は避けた方がよい」というものがありますが、他に気をつけた方が良い便はありますか?3月にセブに行く予定なので、何かあれば教えて下さい。

A: KGの回答

Sさん、ありがとうございます。おそらくSさんがご覧になった動画は下記ですね。

『韓国経由セブ行きの便は要注意!深夜のセブ空港の惨状を語る』
https://www.youtube.com/watch?v=-swZDRCsuxk

最近、成田午前発のフィリピン航空の直行便に乗っても、セブの空港で結構待たされますね。理由は、直前に成田からのセブパシフィック航空の便がセブに到着することと、空港のパスポートコントロールのスタッフが少ないことです。私は以前、40分待ちましたし、先日、セブ英語倶楽部に来られたお客さんは同じ便で1時間待ったそうです。

それと、やはりマニラ経由はリスクがあるようです。最近聞いた話では、留学を終えてマニラに到着したところ、マニラ発成田行きのセブパシフィック航空の便が欠航でマニラで一泊することに。そして、セブパシから支給されたホテルは何とカプセルホテルだったので、結局は自腹でホテルに泊まられたそうです。そして、翌日ようやく成田に到着したところ、荷物が出てこない。。セブパシさん、荷物を積み忘れたそうです。

ということで、やはり直行便が良いですね。それと、私の個人的なオススメは経由便であればキャセイパシフィック航空を使っての香港経由です。機内は快適ですし、香港乗り換えもとってもスムーズです。


2. フィリピンのビジネス&生活あるある

今回はこのコーナーはお休みです。


3. セブのレストラン

今週はこのコーナーもお休みです。


4. 今週買ったもの

今週はこのコーナーもお休みです。


5. 筋トレ

今回はラテラルレイズという種目です。

『ラテラルレイズ』
https://www.youtube.com/watch?v=J6KlQK8HqL8

鍛えられる部位は三角筋、要は肩ですね。常に相手の視界にはいる場所なので、見た目の印象を変えたいなら効果的なトレーニングだと思います。

特に肩幅の狭い人やなで肩の人で、それが気になっている人にはお勧めですね。


6. 経済&投資

日経平均 (年初来 19.10%)
ダウ平均 (年初来 22.80%)
フィリピン平均 (年初来 8.61%)

残り12/30が残っていますが、上記が3つの国のインデックスの2019年の成績です。要は、国の株価の成績と言っても良いでしょう。基本的に日本はアメリカに連動するので、アメリカ様のお陰で好成績を残せたのだと思います。

フィリピン株は2年連続で惨敗ですね。明日、全額売って損切りします。

そして、2020年はアメリカ1本で放置して利益を得たいと思います。11月のトランプ再選まで完全放置します。


それでは、皆さん、良いお年を!

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