週刊セブ島留学&起業日記(第86回)
この記事は2020年6月9日に配信されたメルマガのバックナンバーです。
<今週のトピック>
・都知事選は小野泰輔・元熊本副知事へ
・吉村大阪知事の本当の凄さ
・英語を話せるようになりたいなら、ライティングを勉強しましょう
・史上最悪空前絶後の馬鹿ルールができた
<都知事選は小野泰輔・元熊本副知事へ>
7月5日に東京都知事選があります。今後の東京を、日本をよくするためには優秀な知事の誕生が求められます。そこで、この記事ではまだほとんど無名の小野泰輔候補(元熊本副知事)をご紹介したいと思います。その理由は、彼がとっても誠実で、熱くて、頭がキレる男だからです。
実は小野君は僕の元同僚です。正確には覚えていませんが、約6年間一緒に働きました。彼は、東大法学部卒業後、コンサル会社に入社し、2002年6月に当時は超弱小企業だったMに転職しました。そして、私はそのMに同年9月に転職したのです。ということで、なんとなく同期な感じでした。
ちなみにそのMという会社はその後成長し、今では東証一部上場企業にまで登りつめています(お互い残っていれば偉くなれた笑?)。
小野くんはとにかく誠実です。一緒に働いていて「楽をしよう」とかいう素振りは見たことがありません。100%顧客にコミットしていました。根気があるというか、熱意があるというか、大きなプレゼンの直前などは、僕が朝会社に行くと徹夜で作業している彼をよく見かけたものです。
頭もキレます。入社早々に、改革チームみたいなものが作られ、そこに入社間もない小野くんと僕が入れられました。ということで、よく議論をしたものです。彼がすごいのはその意見の良さだけでなく、物怖じせずにはっきりと自分の意見を言える点です。「こいつよくここまで言うな」とよく思ったものです。入社早々の新参者がベテラン社員になかなか意見って言えませんよね。
一方で、人を見下すような点は一切ありませんでした。僕に対してだけでなく(僕は彼の確か3つ年上です)、他の同僚やクライアントからも彼に対する文句を聞いたことはありません。当時、東大法学部→アクセンチュアというキラキラの経歴でしたが、それらをひけらかすような素振りは全くありませんでした。
そんな彼はMを2008年に退社し、熊本県庁に入りました。東大時代のゼミの先生が熊本知事になったため、知事を助けるために縁もゆかりもない熊本に家族を連れて移住したのです。それを聞いた時、私はそんなに驚きませんでした。彼はよく、将来は政治家になって日本をよくしたいと言っていましたので。
熊本で12年、内8年は副知事として県政を担いました。2012年に副知事になった時は、史上最年少副知事(38歳)だったそうです。その後の実績はよく知らないので、下記の記事をご参照下さい。
【熊本副知事・小野泰輔氏どんな人? 都知事選に参戦表明、ツイッターを覗いてみると...』
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a3f4bd5b006dfca7ccf4446dbcb94a903a48ccf
小野くんのツイッター・アカウントはこちら
https://twitter.com/taisukeono
ちなみに、昨年の12月に熊本に出張した際に小野くんと再会しました。僕の急な申し出にも、公務中に30分の時間を取ってくれ県庁の副知事室で面会することができました(私に時間があれば飲みに行けたのですが、残念)。それが、小野くんと僕の12年ぶりの再会でした。彼は以前と全く変わっていませんでした。
もしかしたら、小野くんは都知事選の台風の目になるかもしれません。理由は2つ。
1、イケメン
大阪の吉村知事ブームを見れば分かる通り、見た目ってとっても大切!下記で最新の小野太輔が見れます(写真右側)。
https://twitter.com/taisukeono/status/1268624572951101441
2、維新とコラボの可能性
地方政党としての「維新の会」は本当に素晴らしいです。吉村大阪府知事との共同インタビューなんてやったら、一気に注目を集める可能性がありますね。
『維新、都知事選で熊本副知事の小野泰輔氏推薦を検討』
https://www.nikkansports.com/general/news/202006070000842.html
あまりネガティブ情報は書きたくないのですが、最後に小池知事に触れておきます。彼女は最悪です。最低の知事です。築地市場の豊洲移転を政治問題化し、「安全だけど安心ではない」というおよそ常人には理解しがたいキャッチフレーズを連呼していました。
安全だけど安心ではない?是非とも、この言葉の意味を小池知事本人に、小学生に分かり安く説明して欲しいものです。
彼女の失政は数千億単位の損失を生んでいます。お金に現れにくい損失(迷惑)を被った人も膨大にいます(豊洲市場関係者の方々等)。既に皆さんお忘れかもしれませんが、コンクリートの床の下にある地下水が汚染されていても全く問題はないのです。それを小池はダメだと言い、無駄な追加工事を作り出し、2年も移転を延期させたのです。
きっと、皆さんが住んでいる家(マンション)の下を流れる地下水って飲めませんよ。
『小池都知事の「豊洲延期」は巨額損害を招いた』
https://toyokeizai.net/articles/-/176103
小池の再選は絶対に阻止しなければいけないのです。日本に戻ったら、東京に住民票を入れようかガチで検討中です。そう、小野くんに一票を投じるために。
最後に。
僕は知人であってもダメな人は絶対推しませんのでそこは誤解なきよう。
<吉村大阪知事の本当の凄さ>
すみません、珍しく政治ネタを書いたので勢いで2連発です!僕はまだセブにいて日本の地上波のニュースは見ていませんが、大阪知事の吉村さんブームがすごいそうですね。僕も吉村さんは支持していますが、それはあくまでも彼の政策とその実行力が秀逸だからです。
そして、最近、コロナ対策で彼の素晴らしいアイデアを知ったのでここに紹介したいと思います。
ということで結論から。下記は5/22の吉村さんのツイートです。
“高校野球、インターハイ、吹奏楽、3年生最後の全国大会が中止決定。高校3年間だけでなく、子供の頃から夢を追いかけ続けた生徒も多い。勝敗だけの問題じゃない。大人の側が、最後まで諦めてはいけない。コロナの感染症対策をとりながら大阪大会だけでも実現できないか準備に入る。できる限り頑張る。”
https://twitter.com/hiroyoshimura/status/1263679045327151107
僕は本メルマガでも何度も書いた通り、今回の武漢肺炎騒動の最大の被害者は子供だと思っています。学ぶ機会を奪われ、追いかけていた夢(部活動等)まで摘まれてしまったのです。学生にとって、部活動って人生そのものなんです。よく、甲子園の投手が「腕が千切れてもいいから投げる」とか言いますが、あれって本気なんですよね。
それが、いきなり諦めろと言われたって誰が納得できますか?いつも「諦めたらだめだ」と偉そうに言っているのは大人の方ですよね。
吉村さんは本当に分かっている。正直、政治家の発言でこんなに感動したのは初めてかもしれません。
日本は老人支配の世の中なんです。勿論、高齢者の皆さんの努力があったから、いまの素晴らしい日本があるのですが、人は誰だって衰えるのです。老害ってやつです。もうね、これは認めた方が良い。潔く、センスの良い若者に任せましょう。
しかし、政治家は高齢者寄りの政治しかしません。それは選挙で票になるからです。選挙に行くのは高齢者ばかりで、若い人たちは選挙に行かないからです。ということは、ネット選挙が解禁になれば世の中は変わるわけです。そして、このコロナ禍こそネット選挙に踏み切る絶好のチャンスなわけです。
僕がいま高校生で、いきなりサッカーの大会が中止って言われたら暴れますよ(僕は高校時代サッカー部)。だって、亡くなった人とか、重症者って高齢者ばっかりでしょ!それか、肥満とか持病持ちの人。それって、自分を管理できていない人でしょ。高校3年間、徹底的に自己管理してきた俺たちがどうしてそんな奴らの犠牲にならなければいけないのか?普通ならそう考えますよ。
甲子園に行きたかった高校3年生とか、中にはわざと留年する生徒も出てきてもおかしくないと思いますね。そのくらい、彼らにとって部活動って「全て」なんです。
吉村知事、僕は断固支持します。
吉村さんのインタビューの様子は、下記の動画の1:06〜で見られますのでどうぞご覧になって下さい。
【DHC】2020/6/2(火) 百田尚樹×有本香×吉村洋文(Skype出演)×居島一平【虎ノ門ニュース】
https://www.youtube.com/watch?v=MTb2_tkih2E&t=7258s
それでは、いつものコーナーに行きましょう。
1. 読者さんからの質問
Q: Hさんとの会話
私はセブのブライチャーという英語学校のオンライン授業を継続して受けています。ブライチャーは他の学校と一線を画し、本格的な感じがします。カリキュラムも授業もしっかりしています。
私は初めてKGさんのブログやメルマガに触れて、ブライチャーと似たようなことを言っているなと思いました。ですから、KGさんの発音講座の受講を決めました。
A: KGの回答
上記は、私の発音講座の受講者さんとの会話の一部抜粋です。
Hさんの英語力はかなり高く、また努力家でもあります。まだレッスンは2回しか消化していませんが、1週間のトレーニングで確実に上達しました。努力の仕方を知っている方です。
そんなHさんから受講を申し込まれたことは本当に光栄なことです。頑固にやってきて良かったなと思いました。
僕は「セブにくれば英語ペラペラ」とか「◯ヶ月でトイック◯点アップ」とかいう宣伝文句は絶対に口にしません。終始一貫、正しい方法で努力を継続すればいつか話せるようになる、としか言いません。
確かにブライチャーさんもそんな感じなのです。僕はブライチャーさんのことを、当校卒業生から聞いて知ったのですが、その考え方には共感を覚えました。唯一、共感を覚えたセブの学校と言っても良いでしょう。
それは、ライティングを重視しているからです。書けないことは話せない。だから、話せるようになりたければ「書く」ことなのです。実際に、僕が昔、イギリスMBAを目指してIELTSと格闘していた時に一番効いたと思う勉強法はライティングだったのです。
ですから、セブ英語倶楽部では必ず1日1コマのライティングの授業があって、その担当講師は当校のエースなのです。
下記、参考までに発音講座のリンクです。
https://cebuec.com/ielts-toefl/pronunciation/
2. フィリピンのビジネス&生活あるある
フィリピンでも6/1に規制が緩和されたのですが、その実施は遅れまくりです。というか、規制緩和と同時に新しい煩雑で無意味なルールができまくるという「フィリピン奥義」が炸裂しまくっています。
中央政府と州と市の3者の連携は皆無、役所は人によって言うことが全く違うという、完全カオス状態です。ですので、こういう時は腰を落ち着けて事態が収束するのを待つのがフィリピン流の王道なのですが、そんなことをしていては軽く数ヶ月が経過してしまいます。下手すりゃ、年が明けます。
ということで、この国で勝ち抜くには「直談判」しかないのです。理不尽なフィリピン役所を相手取り、根気よく交渉する断固たる決意が必要なのです。
6/1から飛びます!と勢いよく声明を発したフィリピンの航空会社は結局6月第1週はキャンセル尽くしで、ようやく昨日から飛び始めました(まだまだキャンセルの山ですが)。そして、なんとなんと、国内線に乗るために新たなルールができたのです。簡単に言うと、
1. バランガイホール(日本の市役所の下の支所のような役所)で住民登録2. 保健所に登録し、2週間、1日2回体温を報告し、ようやく健康証明書を取得3. 最後にそれを持って警察に行き、旅行許可証を取得
完全、奴隷扱いですよね。これまで、世界最長と言われる8週間のロックダウンに耐えてきた住民に、更に2週間、毎日体温を報告しろとか。。。真っ当な人間に浮かぶアイデアではありません。
私はセブに6年住み、あらやる理不尽に遭遇してきましたが、このルールはダントツで最悪のルールです。「てめえの血は何色だ?」という南斗水鳥拳のレイの名言が頭に浮かぶほどです。
ということで、私は理不尽には断固対抗する人間なので、上記の3つの役所に直談判に行ってきます。結果は次回のメルマガでご報告します。
これは戦です!
そう、最後の聖戦です。
3. セブのレストラン
今週はこのコーナーもお休みです。
4. 今週買ったもの
今週はこのコーナーもお休みです。
5. 筋トレ
今週はこのコーナーもお休みです。
6. 経済&投資
日経平均 (年初来 -2.02 %)
ダウ平均 (年初来 -3.38%)
フィリピン平均 (年初来 -17.05%)
なんでこんなに株価、好調なんですかね?
個人的には、完全にコロナ前の資産額に戻りました(ありがたい)。ただ、新たな冒険ができるほど勇気がないので大きな利益は得られていません。新たに突っ込むと気がそっちに取られてしまうのが嫌なんです。
そろそろ、一旦利益確定の頃合いですかね。
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