なぜ今、金融知力が必要なのか
パラダイムシフトとは？戦後の社会発展から学び金融知力をつけよう！
日本では1945年の終戦後、様々な経済変化を起こしています。
1955年に「高度経済成長」を迎え、1980年代の後半から90年代にかけては「バブル時代」と呼ばれる社会発展へとなっています。
こうした時代の変化は日本全体の金融情勢だけでなく「働き方」「暮らし方」などの変化も起こします。
そして現代の日本は新型コロナウイルスやウクライナ情勢により、物価高騰に歯止めがかからず不景気と言われる時代に入っています。
現代では特に新型コロナウイルスの影響で「働き方」に大きく変化が生じ、会社への出勤からリモートワークへの変化が起きています。
これを「パラダイムシフト」と言います。
そして不景気といわれる今必要になってくるのが個人の「金融知力（フィナンシャルリテラシー）」です。
この記事では「パラダイムシフト」、「金融知力」をメインキーワードとして書いています。
戦後の社会発展
冒頭で戦後から現代にかけての社会発展の特に大きな出来事について触れました。
１つは「高度経済成長」、２つ目は「バブル時代」です。
実際にどのようなことが起こっていたのか？を説明します。
高度経済成長
1955年〜1973年までの19年間、日本では様々な変化が起こりました。
１つ目は技術革新です。
自動車産業・電気機械業・化学工業など海外から革新的な技術を採り入れ、経済は大きく成長しました。
２つ目は池田勇人内閣が発表した「所得倍増政策」です。
日本では高度経済成長期、物価の安定、東京オリンピックの開催、輸出拡大などいわゆる「好景気」が続いた状態です。
他にも日本の高度経済成長期には様々な好景気を表す出来事がおきました。
その後、1973年以降の日本は経済安定時代へと入ります。
バブル時代
1度は誰しもが聞いたことのある「バブル時代」。
この時代には多くの人が安定した生活を送っていました。
その要因として大きく３つあります。
１つ目は売り手市場の就職活動です。
就職活動の傾向は景気の良し悪しが影響するといわれています。
今では考えられませんが当時は企業が優秀な学生を採用するために内定者に高級ブランドバックのプレゼントなどがありました。
また就職活動中の学生は大半が自分が志望していた企業への就職ができたと言います。
２つ目は株式投資です。
バブル前から投資を行っていた人は格安で購入した株式の株価が大きく跳ね上がり、大儲けしたといわれています。
この時代はお金を稼ぐ力や知識がない人でも資産を築けて行ける時代でした。
３つ目は不動産ブームです。
現在も「不動産投資」という言葉がありますが、バブル期では地価も高騰し高級住宅も飛ぶように売れていた時代です。
この時代ではとにかくマンションや一軒家を購入することで確実に儲けが出るといわれる時代でした。
この高度成長期・バブル時代の好景気を終え日本は現在に至ります。
ここで２つの好景気時代を紹介した理由として、常にどんなことが起こるのかわからないということです。
後ほど説明しますがこういった予想できない変化を「パラダイムシフト」と言います。
ではパラダイムシフトについて説明します。
パラダイムシフトとは？
ここからはパラダイムシフトについてお話します。
パラダイムシフトとは、その時代に当然と考えられていた方法や手段が劇的に変化することを指します。
例えば、戦後間もないころ日本では外に出て働くことが当然でした。
この時代にはパソコンや携帯がなく、ネット環境もありませんので家にいても仕事はできません。
しかし現代では技術の革新に伴い、「リモートワーク」という在宅でお仕事をするということが定番になってきました。
戦後の日本で数十年後に在宅ワークが一般的な働き方になるとは誰も想像していないでしょう。
先程解説した「高度経済成長」「バブル時代」から現代の日本を誰が想像したでしょう？
なぜここでパラダイムシフトについて説明したかというと、現代で当たり前と思っていることが数年先には当たり前になっていないということを認識して頂きたいと思ったからです。
現代の日本は不景気といわれています。
これから経済は回復していくのか、さらに悪化するのかはわかりません。
経済が回復していけば良いですが、さらに悪化した場合には将来生活ができないといわれる方も出てくるかもしれません。
こうしたいつ何が起こるかわからない時代だからこそ金融知力をつけて資産形成を行っていくべきだと感じています。
金融知力をつける方法とは？
日本人は金融知力（フィナンシャルリテラシー）が低いとされています。
金融知力とはお金に関する「知識」や「方法」などを指します。
人はお金の重要性には気づいてはいるものの、行動に移せない方が多くいます。
お金とは人生の選択肢を増やし、豊かにするために必要なアイテムの１つです。