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球場観戦記R5①

 今季は僕自身が忙しくなるため、昨季よりも球場へ足を運べなくなるだろう。ただ、昨日は愛工大名電の後輩である田村俊介が凱旋するということで球場に足を運んだ。それでは、試合を振り返ることとする。

被弾後に出た涌井秀章の長所

 移籍後2度目のナゴヤドーム登板となった涌井が5回2失点と試合を作った。直球は140キロ台の中盤から後半とかなり速い数字が出ており、広島打者陣もかなり振り遅れたようなファウルを打ったり空振りをしている姿がとても印象に残った。

エースナンバーの20が似合う涌井

 そんな涌井の長所が出た場面が本塁打を喫した4回表である。被弾をしても何事も無かったかのように振る舞い、後続を手玉にとったのだ。0-0の均衡が破れた際に、こういった振る舞いをできる投手はNPBでも指をおって数えられる程度しかいないだろう。こういった所作ひとつひとつに、エースを感じられる投手である。

「日本の野球」を再確認

 今季より笛や太鼓を使った鳴り物応援が解禁となった。今回、外野席で観戦した理由もその雰囲気を味わいたかったからだ。

 まず、1回の表に広島応援団が立ち上がったり座ったりを繰り返す「スクワット応援」を披露してくれた。ファンは中日応援席の4分の1程度であったが、やはりこうして動き回るとその数が倍以上に見えるものである。

 また、8回の中日逆転劇では前任の与田剛監督による「お前問題」で封印されていたピンク・レディーのサウスポーが盛大に歌われた。その盛り上がりに乗じて、という訳では無いだろうが、新人の福永裕基が「サウスポー」の森浦大輔が投じた内角の速い球に振り遅れず、豪快に引っ張って逆転本塁打とした。これには大盛り上がりであった。「日本の野球はこうだったな」と懐かしさに浸ることができた。

最後に

 後輩の田村も打ち、涌井、アキーノ、そして福永と新戦力の活躍も見ることが出来て大変に結構な休日となった。

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