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広島・新ユニフォームを観察しよう!

 本日の午前中にアルバイトへと向かう道中で「広島、ユニフォームを14年振りに変更」というネットニュースを見て、「お、ようやくか」と思い、胸を躍らせて電波のいい星ヶ丘駅まで待っていざ記事を開いたらユニークなユニフォームの画像が載っていた。今回は、そんな今までにない広島の新ユニフォームを観察する。

機能性は◎

 新ユニフォームに対する、広島ナインの談話が入ってきたので見てみると、最近流行りの「軽くて動きやすい生地」が採用されているようだ。夏場は灼熱となるマツダスタジアムを本拠地としているだけあって、汗を吸うとユニフォームは非常に重たくなるのでこの点は素晴らしい改良だろう。ぱっと見た感じ、生地も透けることなくロゴマークや背番号も刺繍であるために薄さを感じることも無く、UA時代の巨人のような印象を持った。

 また、襟を廃止したことで首元がスッキリしていると感じる。タートルネックのアンダーシャツを着る選手がほとんど居なくなったので、少し苦しく感じたのではないか。こういう変化は時代に合わせてするべきだろう。

今季まで使用したユニフォームの立ち襟。アンダーシャツの変化でここ数年目立っていた。

ビジター・ユニフォームで疑問に思った箇所

何故、赤を2色?

 個人的に、「深みのある赤×鮮やかな赤」という2つの赤を使っている配色が非常に疑問に思った。今季まで使用した「赤×濃紺」のデザインで完成されていたのに、敢えてそこに手を加える必要があるのか。もともと、広島の赤は昭和50年シーズンの序盤だけ指揮を執ったルーツ監督がヘルメットを「燃える炎の紅蓮の赤」にしたことが赤ヘルのはじまりなので、このコンセプトがあればそれでいいのではないか。

 ビジター・ユニフォームをぱっと見ても、この2色の赤の違いがわからず、来季は広島ナインを背番号や背ネームで識別することが難しくなるだろうと感じた。背番号フォントを変更したようだが、読めなければ意味が無い。最初見た時は春先や秋に使用するヤッケかと思ったくらいである。

 横浜のビジター・ユニフォームでも多種の青が使われており、もしかしたらこのタイプの配色がブームになるかもしれないが個人的には「背番号や背ネームの見やすさ」を向上させるためにチームカラーは一貫して欲しい。

ラケットラインの形状をなぜ変更?

 また、ビジター・ユニフォームでもうひとつ疑問に思ったのがラケットラインの形状である。今季までの滑らかなラインではなく、バドミントンのラケットのような柄に取ってつけたような形状をしている。近年話題のカープ女子が来て、Instagramに掲載したら可愛いだろうが、戦う男達が着用して似合うのかが疑問である。これは公式戦まで様子見だ。

帽子はそのままなのか

 これは発表の時点ではまだ着用していないということかもしれないが、ユニフォームが赤一色なのにも関わらず、帽子は据え置きで白のCマークというのはどうなのだろうか。ここまで赤ずくしにするのならば、帽子のマークも赤にして、紺色の縁どりをした方がユニフォームにマッチするだろう。キャンプまでにどうなるか注目する。

ホーム・ユニフォームで疑問に思った箇所

背中のライン

 そして、ホーム・ユニフォームの背中に施されている縦の一本線はこれ如何に。赤い飛沫というコンセプトがあるようだが、このようなデザインは見たことがないので驚きであった。これからブームとなるのは考えづらく、デザインをした人には大変申し訳ないが、これがなければ素晴らしいユニフォームであるに違いないと思う。

最後に

 駄文を書いたが、ユニフォームの刷新は物販を主戦場としている広島球団にとってはいいビジネスだろう。実際に選手が着用してプレーする来季が楽しみだ。

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