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CDLで得た色とりどりのロールモデルと、キャリアへの自信。温かな「手」に支えられ、踏み出した一歩とは? (Norikoさん)

仕事と子育ての両立期のキャリアのカタチをデザインするオンラインのグループ型キャリアコンサルティングプログラム「キャリア・デザイン・ラボ(Career Design Lab)」(※以下、CDL)。CDL Storyでは、当プログラムに参加された方々のインタビューを紹介しています。
今回は、トライアルプログラムに参加されたNorikoさんにお話を伺いました。

Norikoさん
就労中、2児の母(3歳、5歳)、友人からの紹介で参加

ーまず、このプログラムに参加した経緯を教えてください。

私は現在、財団法人でフルタイム勤務をしながら、仕事と子育てを両立している状況です。併せて、夫が自営業をしていますので、家業のサポートもしています。今回のCDLに参加したのは、夫婦それぞれの立場で異なる環境変化への対応のズレがきっかけでした。

私自身、出産前は、自分で予定を計画し物事を進めることができていたのですが、出産後になると、子どもや家族の都合を最優先するライフスタイルにガラリと変わりました。1人目の子どもは、妊娠中に一般的には2本の18番目の染色体が1本多い「18トリソミー症候群」であることが分かり、仕事を辞めるという分岐点があり、出産後は入院していた子どもの看護・治療に専念するため、一人、病院の近くに住む場所を変えることもありました。

今は復職していますが、保育園の関係で自宅から遠い職場近くに子連れ単身赴任したり、家族の時間を増やすためにテレワーク導入企業に転職したりなど、想像以上に身の回りの環境が大きく変化し続けました。

ですが、一方の夫はというと、子どもが生まれて以降もさほど環境に変化がないという状況で、こうしたギャップから男女間での環境調整への負担の違いや、不公平感、夫婦間での変化への対応に対する受け止め方への違和感を自分の中に抱え続けていました。このモヤモヤをスッキリさせたい、また、そんななかで構築してきた自分のキャリアを点検したい、とCDLに参加しました。


プログラムと仲間、参加者を包む2つの手

ー今回のようなプログラムへの参加は初めてですか?

臨床心理士の資格を持つ知り合いなどから、キャリアカウンセリングを受けたことはありました。ですが、今回の参加で、また違った学びや雰囲気が体感できたと実感しています。

CDLを表現するなら、「温かい大きな手とたくさんの小さな手」のようなイメージでしょうか。大きな温かい手は、CDLのプログラム。そして小さな手は、メンバーのみなさんの手。この2つの大きさの手に支えられ、楽しく学びを共有できました。

ー素敵な表現ですね!その「小さな手」が集まって行われたグループセッションについてのご感想を教えていただけますか?

一緒に参加したメンバーはキャリア志向の方々が多かったのですが、その中で印象的だったのは、それぞれのキャリアの築き方や、家庭と仕事の両立の仕方が十人十色だったことです。1人ひとりの生き方や働き方のどれもが私にとってのロールモデルで、ポジティブな刺激になりました。


「私の進む道はこれでよい」独自のワークとアドバイスでさらなる自信に

ーー4回のセッションの中で、最も充実したワークは何でしたか?

これまでの自分自身での人生を振り返りながら充実度でチャートを作成する「ライフチャート」と自分の職業選択で譲れない軸を明確化する「キャリアアンカー」という2つのワークが特に身になりました。

「ライフチャート」では、俯瞰的に自分の状態を振り返ることができただけでなく、がむしゃらに綱渡りで築いてきたキャリアの歴史について、思いがけずメンバーのみなさんから温かいコメントをいただくことで自信づけられ、元気をもらいました。

また、夫婦間のモヤモヤ問題では、ファシリテータ―から、「今の○○の課題に対して、過去にxxの課題を乗り越えた経験を応用できるのでは」という“点と点” が線になるアドバイスをいただき、自分自身では気づくことができない視点を第三者からもらえたことも大きな財産となりました。

また、「キャリアアンカー」のワークでは、自分の大事にしたい価値観が言語化されることで、気づきが生まれ、その根拠から来る自分自身の決断に対し、より自信を持てるようになりました。

私の場合、20代でリーダー的な職務で働いていたところ、30代でサポーター的な職務に大きくキャリアシフトしました。直感でそうしたのですが、ワークを通じて、改めて、自分はリーダータイプではなく、むしろ自分の専門性をいかして、様々な取組みをサポートしていくという動機が高いことへの理解を深めてキャリアを点検できたので、現職を選んだことに対しても「やっぱり自分はこの方向でよかった」と、前に進むのに、心強く背中を押された感覚です。

Norikoさんが作成したビジョンコラージュ。3年後の自分の仕事・家庭・自分自身をイメージしたコラージュを作成した。

両立中だからこその大きな悩みを解決。復職者から見たCDL

ーNorikoさんは、復職されて少し時間が経過していますが、復職者の立場でCDLに参加し終えた後に残った率直なご感想をお聞かせください。

キャリアの点検だけでなく、夫婦関係の在り方や接し方を考えるきっかけにもつながり、「こうありたい自分」を具体的にイメージできたことで気持ちも軽くなりました。

多くの方に通じる点だと思いますが、夫婦の役割分担や生活スタイルは、子どもの成長に応じて数年ごとに変わっていくものだと思います。そして、その度に意思決定をしながら、夫婦で家庭をマネジメントしていく上では、産後数年経ったがゆえに感じてしまうモヤモヤもあると思います。

そうした中で、その時々に直面する課題を整理し、「もっとこうしたい。だけど、できていない」ことを相談できる受け皿のような場があって良かったと思っています。

実は、先日、グループセッション後の無料個別キャリアコーチングを利用し、キャリアコンサルタントと今後のアクションについて話し合ったんです。その中で、今回のCDLでの気づきや学び、自分が変わりたいところ、夫に変わってほしいところを、重苦しくならずに、どうシェアしていくかを整理することを行いました。

自宅では穏やかに楽しい雰囲気で日常的に話せる会話に折り込みつつ、しっかり真剣に夫婦で向き合う話については、夫も興味を示した(CDLを通じて教えてもらった)夫婦カウンセリングプログラムをイベント参加するような気持ちで活用することとしました。このように、緩急をつけて、まずは3か月間やってみることにしました。

忙しい日常に、負担にならない範囲で刺激的なエッセンスを加えて、バランスを上手に取りながら、ポジティブに人生の階段を上っていこうと思います!


ー早速、その先に向けての行動に移されているとは!そんなNorikoさんは、CDLをどんな方にお勧めしたいですか?

先日、友人と話す機会があり、そこでお薦めした人がまさにそうだったのですが、本当はバリバリ働きたいけれど、両立に不安のある人、躊躇している人など、産後の環境変化において、自分のキャリアをどうして行きたいかを悩んでいる方にお薦めしたいです。また、私のように、産後の自分のキャリアや夫婦間のモヤモヤを点検したい方にも良いと思います。

そして、オンラインであることもポイントです。これまでにも多くあったリアルイベントなどは東京で主催されることがほとんどでした。参加するにも金銭的・時間的コストがかかるデメリットもありましたが、山口県に住んでいる私のように地方在住の方には参加しやすい環境かと思います。また、オンラインだからこそ集中できたというメリットも参加して感じた点ですね。逆に、乳幼児を抱えてお出かけしにくい時期でも、子どものいる家から参加できることもオンラインならではです。

同世代のメンバーの子育て期の生き方、働き方のリアルな悩みや迷いに触れつつ、ワークや対話で自分自身の可能性を広げたり、ポジティブにチューニングできるCDL。貴重な機会ですし、内容も充実していますので、一人でも多くの方に知ってほしいと思います。


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次回は、6月よりスタート!詳しくは、Peatixにてご確認ください。

<Career Design Labについて>
Career Design Lab(CDL)とは、「両立期をともに、もっとハッピーに!」をモットーに、家族も、仕事も、自分自身も大切にするサステナブルな生き方・働き方を、パートナーや仲間とともにデザインしていくためのキャリア支援プログラムです。キャリア支援に特化したグループセッション、個別・夫婦メンタリング、イベントなどを提供しています。