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【GAS】GPT、Gemini、Claude を切り替え可能な LINE bot の作り方

GAS(Google Apps Script)を使用した GPT、Gemini、Claude を切り替えて会話をすることができる LINE bot の作り方です。


【機能一覧】

使用する AI の切り替え

「#GPT」「#Gemini」「#Claude」で、会話に使用する AI の切り替え。

AI の切り替え

会話の継続

文頭に「続き)」を付けることで会話を継続。(例:続き)もっと詳細に教えて)

会話の継続

システム指示

文頭に「昔話!」のように付けることで、スプレッドシートの「system」シートにあらかじめ登録したシステム指示を実行(Gemini モードは未対応)。(例:昔話!きのこ)

例えば、「顔文字」というキーワードで「顔文字を使って答えてください」というシステム指示を与えておくと次のようになります。

システム指示

画像処理モード

文頭に「画像)」で画像の処理モード。(例:画像)何ですか? → 画像を送信)

画像処理モード

temperature の指定

文末に「(厳密」「(創造」で temperature を指定。通常 0.5、厳密 0、創造 1。(例:3行で昔話を作って(創造)

temperature 1
temperature 0

会話の保存

「#保存」で、一連の会話内容をドキュメントに保存。

※ GPT、Gemini、Claude のモデルは、それぞれ「GPT-4o-mini」「Gemini 1.5 Flash」「Claude 3.5 Sonnet」を使用しています。

【作成手順】

GAS を用いて LINE bot を作成します。また、データベース代わりとして Google スプレッドシート、過去ログとして Google ドキュメントを Google ドライブ上に作成します。

事前に、LINE Messaging API チャンネルの作成とアクセストークンの取得。及び、GPT(OpenAI)、Gemini、Claude の API キーの取得を行ってください。

作成手順は以下の通りです。

  1. データベース代わりに利用するスプレッドシートを作成。こちらから「ファイル」→「コピーを作成」。

  2. 過去ログとして会話内容(ドキュメント)を保存するフォルダを作成。

  3. 新たな GAS プロジェクトを作成。こちらからスクリプトのコードをコピー後、スプレッドシートとフォルダの ID 部分を書き換え(それぞれ、1、2の手順で作成したもの)。

  4. プロジェクトの設定で、LINE Messaging API のアクセストークン、GPT(OpenAI)、Gemini、Claude の API キーをスクリプト プロパティとして定義。プロパティ名は、それぞれ「Line_key」「OpenAI_key」「Gemini_key」「Claude_key」とします。

  5. プロジェクトをウェブアプリとして公開後、URL を LINE Messaging API チャンネルで Webhook として設定。

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