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生産管理の仕事は、生産方式によって違う

製造業には、複数の生産方式があります。

実は、生産管理の仕事は、会社が行っている生産方式
によって異なるという特徴があります。

・ライン生産

ライン生産とは、コンベアで製品を移動させながら、
各工程に応じて組立や部品取り付け、加工などを
行うことで製品を生産していく方式です。

一般に「見込生産」と呼ばれる、大量生産はこの
ライン生産によって製造されます。

ライン生産では、生産数に応じた生産能力を正確に
把握、生産計画に対応できるよう迅速に手配する
ことが大切です。

・セル生産

セル生産とは、1人または複数人の間で、1個の製品
を完成させる生産方式です。

ライン生産のように1一人が同じ作業を繰り返し行う
のではなく、1人で複数の作業を行うのが一般的です。

多品種少量生産に適した生産方式で、製造に高い
スキルが必要な場合にも適しています。

セル生産では、各従業員のスキルを見極めた上で、
適材適所で人員配備を行うことが大切です。

・ロット生産

ロット生産とは、一度に決められた製品を生産し、
在庫として保管します。

その間に、別の製品を同じ生産能力で生産すること
で、生産能力の少ない環境での大量生産を可能に
するための生産方式です。

ロット生産では、どの人員や設備を使って、異なる
製品を生産するかを考えることが大切です。

・個別生産

個別生産とは、受注があった段階で生産手配を行い、
一つ一つオーダーに合わせて生産していく方式です。

オーダーメイドの製品はほとんどがこの個別生産で
あり、会社によっては受注から調達手配を行う場合
もあります。

個別生産では、正確な納期回答を行うこと、さらに
迅速な生産手配や調達手配などで、納期を守ること
が大切です。

この他にも、「繰返し受注生産」など様々な生産
方式があります。

生産管理は、そうした生産方式によって、業務内容
も異なるのです。従って、異なる生産方式において、
それぞれ何に重点を置けばいいのか?を考える
必要があります。


#生産管理 #業務改善 #経営マネージメント
#問題解決 #ワークスタイル  


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