ジムノペディ第一番:エリック・サティ

「音楽界の異端児」エリック・サティ…結構好んで聴いています。
第1番「Lent et douloureuxゆっくりと苦しみをもって」というテーマですが、よく聴くと美しくゆったりとした曲調のなかに鬱々とした音が混じっているし、永遠にループし続けそうな終わり方で苦しみを強調しています。
気持ちの揺れで「グッ」と胸が苦しくなったり、急に「ホッ」と楽になる様子や、霧が濃くなったり薄くなったりするような、ぼんやりとした情景が聴いていると感じ取れます。
今の世情にも合っているような気もしますが、何も考えずにぼんやり聴くのが良いかもしれません。

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