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トレーニングではなくサイクリングでのパワーメーター活用方法

最近はロードバイクに標準で付いてる場合もあって、使ってる人も増えてきたパワーメーター。

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パワーメーターを使うことで、ガーミンなどのサイコンに詳細なパワーデータを記録してくれます。
どこの製品がいいとか、インプレ的な機材の話しは苦手なので他の方や専門誌にお任せするとして、僕なりの使い方をお話ししようと思います。

あると良いですか??
ってよく聞かれるんですが、結論から言うと

あると良いです。

僕は今は亡きパイオニアのパワーメーターを使っているんですが、使い初めは出てくる数値とか、FTPとか、何倍で〜、左右差が〜、、っていう数値が面白くてパワートレーニングのような事をやってましたが、、

今はそういうパワートレーニングを全くやってません。

というのもサイクルコミュニティ始めてからレースとか全く出てないし、ゆっくりだったら山だって登れるし。。。
強く速くなるためのライドをしていないからですね。

でも、そんな僕にもパワーメーターは実は必要不可欠で、僕の場合は「ペースコントロール」に使っています。

1人で走る時もそうなんですが、特にコミュニティのグループライドで走る時に、みんなが走りやすいペースって正直わからないですよね?

人によって走力は違うし、その日の天候や風向き気温によって、同じコースを走っても速度に対する必要な力って全くちがいますからね。

そんなグループライドのペースを決めるときに僕はパワーメーターの数値を見て走っているんです。速度はほとんど気にしていません。わかりやすく言うと、、

例えば、

「常に時速30km/hで走る」と決めた場合
追い風だと楽に、向かい風だと当然キツくなりますよね。

このキツくなる時のキツさの限界が人によって違うので、もしかしたら耐えられない人がいるかもしれない。

それをパワーメーターの表示するパワー基準で走るようにすると、

「常に150W(ワット)前後で走る」としておけば、
向かい風の時には追い風の時と同じスピードは出ませんが、身体に対する負荷は常に一定なので、体感している負荷で考えると一定のペースで走ってることになりますね。

具体的な例をあげると、

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岩渕水門→扇大橋区間の別の日のデータを比較すると、
「負荷分析」のところで速度は同じなのに
143Wと213Wになっています。
これは明らかに後者の日は向かい風だったんですね。同じスピード維持するのにもこのくらいの必要パワーが違う、というのが一目瞭然です。

トレーニングではないグループでサイクリングする場合は

「一定のスピードではなく一定の負荷で走る」

事が走りやすいペースを作る秘訣です。

なので、グループライドしていると、僕の後ろはペースが一定で走りやすい、って皆さん嬉しい事を言ってくださります。

という事で、
僕にとって

「パワーメーターはライドペースを決める物差し」
みたいなものでしょうか。

今のところサイクルコミュニティのライドでは、体重の2から2.5倍くらいのパワーで走るように心がけていて、坂道だけ3倍くらいを目安にしています。
今までの経験上、長い距離走る時にはこのくらいのペースが気持ちく走れると感じてます。

とはいえ物によっては8万から10万超える価格で安いものではないので絶対あった方が良いとは言いませんが、あると様々な使い方ができるのでオススメです。

今年になって日本に正式上陸したペダル型のASSIOMA。前から気になってるんですが使ってる人に聞いたら精度も高くてかなり良いとのこと。左右計測で8万円は、パワーメーターの中ではなかなかお手頃価格です。

色々なメーカーから出ていますので、各製品の詳しいことは是非自転車屋さんに聞いてください笑笑。

速くなるためのトレーニング専用機材ではないので、僕のようなサイクリングでの使い方も皆さんの参考になれば。

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