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2020/7/29 フジイチさん見学会

今日はお休みを取って、わが家の木材を加工してくれる材木屋さん、フジイチさんの工場を見学してきた。

林業とか木こりとか木材加工とか、今までの人生で一度も直接的に関わったことのない領域で、全てが新鮮で面白かった。

フジイチさんは山林部と製材部を抱えていて、木を切り出すところからそれを加工して商品として出荷するまでをワンストップで行っている。

話を聞いて意外だったのが、木を切り出す山林部に入ってくる人たちはIターンが多いということ。都会で暮らしてきた若者が、大学等で学ぶ中で環境問題に行き当たり林業に興味を持つそうだ。

もう一つ意外だったのが、大径材と呼ばれる大木の使いみちがなく、どのように使っていこうか試行錯誤しているということ。

なんとなく、長い年月をかけて育った大木は数が少なく、希少で高価なものかと思っていた。けれど実際は大木でないと満たせない需要はそこまで多くなく、使いみちも限られるそうだ。

そして、木を伐採して家を建てるというのは地球環境に相当負荷がかかるものかと思っていたけれど、天竜の場合実際には、今は伐採の速度より木々が成長する速度が早いくらいだそう。

なんとなーく思っていたことが、次々覆されて、驚いた。

工場をぐるっと見学させてもらい、切り出した丸太を仕分けして皮を剝いで加工するまでの工程を説明していただいた。

大木が、見慣れた木材になっていく工程を見るのは新鮮で、そして木は美しいなと感じた。

100年もかけて育った木が木材に加工されるのは少し切ない気もしたけど、無駄なくすべてを使い切ることができる木材は、素晴らしく優れた素材なんだなと思う。

そんな優れた美しい素材でできるわが家。大切に暮らそう。

午後は、建築現場で基礎の配筋の第三者検査があった。少し顔を出して見学させていただいた。

検査員の方が図面を見ながら寸法を測定してその都度写真を撮って記録する。細かくチェックしてくれているようで、安心感がある。無事、検査はパスしたようだ。

明後日にはコンクリートが打設されるそうな。楽しみ!

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