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ニンジャスレイヤーのバズった本編ツイート詳細調査 2017

まずニンジャスレイヤーの全本編ツイートからRT数ランキングを作った記事がこちら。

そこから派生して年代別にRT数を調査するのが当記事です。今回は2017年

2017年は第4部が順調に連載を続け、シーズン1が完結してシーズン2が開始された年。PLUSを始めとするNote上の活動も盛況で、「ザ・グロウ」「デッド! デダー・ザン・デッド!」「クルセイド・ワラキア」「アイアン・アトラス」「ハイヌーン・ニンジャ・ノーマッド」など人気コンテンツがドバドバ執筆されました。全部を追っている人からすれば非常にハイカロリーな1年だったと言えます。

それからコンプティークで連載していた無印漫画が完結&チャンピオンREDに移籍。Noteが盛り上がる一方でメディアミックスは縮小傾向にあったため、出版社を変えての連載継続は嬉しいニュースでした。

RT数の平均値は、第3部と第4部の切り替わりの時期だった2016年より少し下がっていましたが、RTされるツイートの傾向はこれまでと違う、第4部特有のものになっていました。

708RT 破綻している……

PLUS限定エピソード「テラー・フロム・ディープ・シー」のツイッター連載版より。フジキドがサラリマン時代の経験を発揮するシーンは大体面白いけどこれは一際バズった。

2010年からコツコツ調べてきてようやく分かってきたことが1つあって、どうもブラック企業ネタはかなりバズる傾向にあるらしい。

543RT お色気シーン(?)

「デイ・オブ・ザ・ロブスター3」1ツイート目。のっけからパワーが強すぎます、勘弁してください。

あとRT数調査中、ツイッター公式の「高度な検索」機能で高RT数のツイートだけ並べたときに↓こういう並びになったんです、勘弁してください。

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528RT イヤグワラッシュ

第4部初にしてマスラダ初の1ツイート埋め尽くしイヤグワラッシュ。これより前はアガメムノン戦まで遡るので実に1年4ヶ月ぶり。

「コールド・ワールド」のマスラダ・グレイハーミットVSレックメイカー・ホワイトアウト戦より。

519RT 新人研修

ヘッズのみんな、笑えないブラック企業ネタにどうか心を痛めないで!これはフィクションだよ!現実に生きよう!

「カロウシ・ノー・リモース」より。ちなみに2020年2月の再放送↓でも275RTと高数値を記録。

456RT 蛸

🐶に続きフジナンコンビに亀裂を入れかけたのは🐙であった。Note限定エピソード「テラー・フロム・ディープ・シー」のツイッター連載版より。

なお第3部時系列であることは確定しているが犬と蛸どっちが先かは分からない。

442RT フィルギア再登場

第4部で初めてサークル・シマナガシのメンバーが再結集したシーン。それにしてもフィルギア人気だなー。

ちなみに「エリミネイト・アナイアレイター」のシマナガシ再登場シーンや戦闘シーンからは200RT台のツイートがマシンガンのように連射されているので、人気の高さがうかがえる。

376RT オーバークロック

オーバークロックのオーバーな描写。法定速度ってそういう意味でしたっけ?王道的な「キテレツ用語解説」系のツイートと言える。

357RT シルバーキー再登場

これまた人気キャラの再登場シーン。第4部シーズン2からは第3部以前のキャラの再登場が多く、RT数も高いものが多い。

396RT マグロ漁

これまたニンジャスレイヤーッって感じの「キテレツ用語解説」ツイート。

346RT 名刺交換研修

先ほど紹介した新人研修ツイートの1つ前。どうか心を!

337RT ウケミ

いつにも増してナラクが荒唐無稽な「ニンジャ真実」を言っててそれだけでもバズる要素ではあるんだけど、我々ヘッズは月から落下して無事だった人を身近に知っていることがトドメになった。もう彼のことしか頭に浮かばない。

これも主人公が交代した第4部ならではのバズり方と言える。

320RT パワーケミカルさ!

ナスカ消失をテレビのニュースで知り愕然とするタキ……という、超シリアスなシーンに突如挿入されたCMただ純粋に高火力で殴られた

「オラクル・オブ・マッポーカリプス」#10より。

320RT カツカレー

オムラ・エンパイアのトンチキ描写は高RTを記録しているものが多い。みんなやっぱりブラック企業ネタが好きなんだね。

316RT タイムリープ

ロブスターのことはあまり語りたくない。あたまがおかしくなりそうなので。

304RT オムラ・エンパイアの出勤風景

ツッコミどころが多すぎて何に言及すればいいか分からないがとにかくRT数が大きく伸びた。前後の一連のツイートがどれも高RT数だがここがトップ。

個人的考察:再登場に沸き立つファンと王道的バズツイートのせめぎ合い

2017年でとにかく目立った傾向は「人気キャラの再登場」

今回は300RTを足切りラインとしたが、その理由は200RT台が多すぎることで、その200RT台にひしめいているのがシマナガシ、カタオキ、サワタリ・カンパニー、ガンドー探偵事務所、あとツラナイテタオスなどの再登場シーンや活躍シーン、それらのキャラがフジキドについて言及するシーンなどだ。

第4部は主人公が交代して時系列も舞台も変わり、シーズン1では新しいキャラクターでのエピソードが約1年続いたが、やっぱりというか、キャラ人気ってすごいんだね。実際PLUSの方では旧キャラの書き下ろしエピソードが話題の大半を占めていたように思うし。2017年は第4部以降の新キャラたちにとっては苦難の時期だっただろう。

なお200RT台が膨れ上がりすぎたもう一つの理由はロブスターと蛸とオムラのトンチキ三連星です。ほんと勘弁して。

このときヘッズもまだ掴みかねていたマスラダの性格や個性の一端が垣間見え、それによってRT数を伸ばしたツイートもあるんだけど、再登場ラッシュとトンチキに埋もれてしまって紹介できないの!(例えば↓は252RT

一方、原点回帰的なトンチキツイートもRT数を大きく伸ばしているものが多い。名刺交換の研修でバズツイートを生み出した「カロウシ・ノー・リモース」はエピソード自体もどこか第1部や第3部のようなノリを感じさせ、懐かしさや安心感を覚えたヘッズも多かったのではないだろうか。

2017年は物語を新しいステージへと進めたものの、前時代のネタの方が伸びるという、作者陣の試行錯誤と苦戦が続いた年代だったのではないだろうか。

(↓続きはこちら)


カフェラテかミルクティー買います いや、カフェラテの方がカラテが高まりそうなのでカフェラテにします