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マスク下の「表情」が見えない危険

マスク着用が今は、感染防止というよりも「マナー」としての着用に切り替わりつつあります。
そして、いつのまにかスッピン隠しの顔隠しとして利用している人も多いようです。
私自身は肌が弱く、マスクですぐに肌かぶれをしてしまい、
ここ数か月はずっと肌荒れに悩んでいます。どの素材にしてもかぶれる。
素材に気を付けてお手製のマスクを作っても、かぶれます。

できることなら、マスクは外したい派。
ここなら大丈夫??と常に周りを気にしながらすきを見てマスクを外しています。

マスクの感染防止など衛生、医療的なことのメリット、デメリットはすでに周知されているのでそれぞれの認識で良いと思いますが、
私はこれから小さな子どもたちや高齢者にこのマスクが原因で
心が不安的になっていくのではないかと思っています。

マスクは顔の半分以上を多います。前髪でおでこも隠れれば、目元しか見えません。つまり、顔の表情がわからないのです。
私たちは表情で喜怒哀楽を知ります。でも目だけでは、その喜怒哀楽、つまり心がわかりにくいのです。

小さな子どもたちは親がマスクをしてコミュニケーションを図ると無意識のうちにその失った表情が焼き付いていきます。
それは心を失った無機質なコミュニケーションとなっていくのではないかと思います。
先日、ママが赤ちゃんにタッチケアをしている動画が目に入りました。
ママはマスクをして赤ちゃんに対応していました。
とても違和感がありました。どんなに声掛けしていても、このようなことが続けばせっかくの良いタッチケアも良い効果は半減されるように思います。

高齢者に対しても同じことが言えそうです。介護施設ではスタッフはマスク着用はもはや義務です。これも致し方ないことですが、理性よりも本能的になっている高齢者の場合には、言葉の理解よりも、表情で相手の状況をキャッチしていますから、それが読み取れないと、受けとめるほうも表情が乏しくなっていきます。


もちろん、まだそのようなことは言われていませんが、マスク着用がすでに8か月以上続いているわけです。これからウイルスが落ち着いてきて、ホッとするのもつかの間、見えないところで違う問題が出てくるのではないかと思っています。すでに気付いている方もいるでしょう。

せめておうちの中にいるときは、マスクを外してパパやママの笑顔たっぷりの表情をみせてあげてください。
それだけで子どもたちは安心します。

最近は、笑顔の口元がプリントしてあるマスクがあります。きっとこれは表情が乏しくなったことによるそういう危機感を感じた人のアイデアではないかと思います。

目は口ほどに物をいうとありますが、
口周りの筋肉をしっかり使った表情は一目瞭然ですから。

マスクは隠すものではありません。
顔の表情筋をしっかり使って、喜怒哀楽を表現出せることは、
心を開放させることでもあります。

マスク着用がマナーとなった時代。
だからこそ、オンとオフも考えていかないとなりませんね。

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