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詩とか色々

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140字でも朗読会用でもないくくりの自由な詩。主に企画が中心になると思いますが、イベントならではの熱を感じていただければ!掌編も時には。
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#恋愛

【短歌3首】つゆばた企画 初相聞歌+で参加させていただきます!

夢色か 涙色かと 花に問う その横顔が あなた想わせ 柔らかな その色の名を 僕は呼ぶ あ…

クララ
6日前
43

【自由詩】矢車菊色に染まりたい〜企画:色のある風景〜

矢車菊色の海 その単語を見たとき 思わずわあっと声がこぼれた そんな海だったら行ってみたい…

クララ
1か月前
30

【詩】春の夢〜シロクマ文芸部〜

春の夢はまったりとした午後に そのなだらかで艶かしい曲線を そっと指先でなぞれば 甘く芳し…

クララ
2か月前
19

【54字の物語】花吹雪〜シロクマ文芸部〜

久しぶりに書きました54字。 長い文章を書くことが多かった今日この頃、 短くて、でも余韻があ…

クララ
2か月前
16

【詩】炭酸刺繍企画:モノグラムが見る夢

初めて彼と指を絡めて出かけたら 空を飛んでるみたいに心が華やいで 愛しさがフツフツと湧き起…

クララ
2か月前
24

【詩】始まりはいつだって〜シロクマ文芸部〜

始まりはいつだって雨だった。 あの日も、あの日も、あの日も。 だけどいつも違う雨だ。 どれ…

クララ
2か月前
24

【自由詩】桜色の、秘密の午後〜シロクマ文芸部〜

桜色のドリームマップを作ったよ いつになく真剣なあなたに 思わず茶化して言った 薔薇色じゃなくて? おいおいね あなたが笑った うっそりと笑った 何かが揺らめく ぞっとするような うっとりするような そんな何かが背筋を撫でて 思わず早口で私は返す ネタバレはダメよ あなたが笑った 揺らめきが一段と大きくなった 大丈夫 まだまだ先があるんだ 色はどんどん変わるんだよ 私の視界いっぱいに あなたの瞳が広がって なんだか飲み込まれそう これ以上聞いてはいけない だから止せばいいのに

【詩】チョコレートみたいな夢を見ようよ〜シロクマ文芸部〜

チョコレートみたいな夢を見ようよ 退屈な午後にまどろんで あの日 きみがぼくの唇に 押し当…

クララ
4か月前
30

【エッセイ】冬の色〜シロクマ文学部〜

冬の色と言われたら ある映画のシーンを思い出す。 寒い午後、 主人公が窓辺に近づき、 曇っ…

クララ
6か月前
19

【詩と日記】ミッドナイトブルー

夜の海では手を引いて 波に拐われぬよう ずっとずっと囁いて 潮騒に惑わされぬよう 青だけ…

クララ
7か月前
20

【自由詩】珈琲と〜・遅刻したので自分用に書きました

先週のシロクマ文芸部お題、 思いっきり遅刻してしまったので 自分の楽しみ用に書きました。 …

クララ
7か月前
18

【自由詩】月めくり〜シロクマ文芸部〜

月めくりは素敵だね 真っ白で輝くような一枚が 暖かく包みこむオレンジに変わった日 あなたが…

クララ
9か月前
17

【詩】青い果実は赤を探して&つらつらあれこれ話してみたくて

午後二時の列車で海へ向かった とうの昔に忘れられた約束 夏が去った浜辺では 風だけが叫んで…

クララ
9か月前
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【自由詩】読む時間〜シロクマ文芸部〜

読む時間に眠りに落ちた 本を枕に夢を見た 幸せな夢を見た 僕と僕と僕が笑っていた 君と君と君が走って逃げたから 大きな声で笑いながら追いかけた 昨日と明日があべこべで 僕らはやってくる幸せに胸を高鳴らす ああ あの頃の あの頃の あの頃の 誰よりも何よりも幸せだと思っていた時間 あの時にはわからなかったそれが 今なら痛いほどに感じられ なのに扉を開けた途端 THE END 寝ぼけ眼に映る彼女に僕は微笑んだ おはよう 穏やかな彼女の声に起き上がる 素敵な夢を見たんだ 僕と