マガジンのカバー画像

詩とか色々

73
140字でも朗読会用でもないくくりの自由な詩。主に企画が中心になると思いますが、イベントならではの熱を感じていただければ!掌編も時には。
運営しているクリエイター

#恋愛

【詩】夏は夜〜シロクマ文芸部〜

夏は夜がいいんじゃないかな 涼しさなんてなくても大丈夫 昼の間に汗を吸って 不快になったシ…

クララ
8日前
42

【短歌3首】つゆばた企画 初相聞歌+で参加させていただきます!

夢色か 涙色かと 花に問う その横顔が あなた想わせ 柔らかな その色の名を 僕は呼ぶ あ…

クララ
1か月前
45

【自由詩】矢車菊色に染まりたい〜企画:色のある風景〜

矢車菊色の海 その単語を見たとき 思わずわあっと声がこぼれた そんな海だったら行ってみたい…

クララ
2か月前
30

【詩】春の夢〜シロクマ文芸部〜

春の夢はまったりとした午後に そのなだらかで艶かしい曲線を そっと指先でなぞれば 甘く芳し…

クララ
2か月前
19

【54字の物語】花吹雪〜シロクマ文芸部〜

久しぶりに書きました54字。 長い文章を書くことが多かった今日この頃、 短くて、でも余韻があ…

クララ
3か月前
16

【詩】炭酸刺繍企画:モノグラムが見る夢

初めて彼と指を絡めて出かけたら 空を飛んでるみたいに心が華やいで 愛しさがフツフツと湧き起…

クララ
3か月前
24

【詩】始まりはいつだって〜シロクマ文芸部〜

始まりはいつだって雨だった。 あの日も、あの日も、あの日も。 だけどいつも違う雨だ。 どれだけ悲しみの種類があるんだって なんだか笑いたくなった。 雨を好きになれたよ。 言葉を知らない僕の代わりに 恐ろしく饒舌なその滴が 涙の訳を解明してくれる。 必要ないだろうけど聞いてやってよ。 そんな音もこんな音も 悪くないねと言ってやってよ。 雨が降ったら 僕を思い出してよ。 君と会う日、 始まりはいつだって雨だった。 降り注ぐものも、 流れていくものも、 すべて僕の気持ちだ

【自由詩】桜色の、秘密の午後〜シロクマ文芸部〜

桜色のドリームマップを作ったよ いつになく真剣なあなたに 思わず茶化して言った 薔薇色じゃ…

クララ
4か月前
23

【詩】チョコレートみたいな夢を見ようよ〜シロクマ文芸部〜

チョコレートみたいな夢を見ようよ 退屈な午後にまどろんで あの日 きみがぼくの唇に 押し当…

クララ
5か月前
31

【エッセイ】冬の色〜シロクマ文学部〜

冬の色と言われたら ある映画のシーンを思い出す。 寒い午後、 主人公が窓辺に近づき、 曇っ…

クララ
7か月前
19

【詩と日記】ミッドナイトブルー

夜の海では手を引いて 波に拐われぬよう ずっとずっと囁いて 潮騒に惑わされぬよう 青だけ…

クララ
8か月前
20

【自由詩】珈琲と〜・遅刻したので自分用に書きました

先週のシロクマ文芸部お題、 思いっきり遅刻してしまったので 自分の楽しみ用に書きました。 …

クララ
8か月前
18

【自由詩】月めくり〜シロクマ文芸部〜

月めくりは素敵だね 真っ白で輝くような一枚が 暖かく包みこむオレンジに変わった日 あなたが…

クララ
9か月前
17

【詩】青い果実は赤を探して&つらつらあれこれ話してみたくて

午後二時の列車で海へ向かった とうの昔に忘れられた約束 夏が去った浜辺では 風だけが叫んでいた 波打ち際をさまよい歩く 赤いドレスを着た女のことなど 海は意にも介さず 恋人たちの残した戯言を ただ繰り返す あの日あなたが言った きみには白の方が似合うのに 白を着たきみと歩きたかった 互いの心など知らぬまま 独りよがりの思いをぶつけ合って やがて打ち上げられた関係は 乾いた骨を晒して息絶えた 愛と呼んでいいのかどうか それさえもわからないまま あれだけ重ねた言葉もみんな