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詩とか色々

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140字でも朗読会用でもないくくりの自由な詩。主に企画が中心になると思いますが、イベントならではの熱を感じていただければ!掌編も時には。
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記事一覧

企画:令和版百人一首 恋の巻【冬の部】に参加します!

踏みしめる 凍土の響き 知る夜は あなたの声の 熱を知るとき アメリカ東海岸、記録も塗り…

クララ
4日前
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【詩】夏は夜〜シロクマ文芸部〜

夏は夜がいいんじゃないかな 涼しさなんてなくても大丈夫 昼の間に汗を吸って 不快になったシ…

クララ
8日前
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企画:令和版百人一首 恋の巻【秋の部】に参加します!あなたもぜひ!

ねぇ星の 数だけ夢が 叶うなら きみと見た夜 ねぇもう一度 いよいよ秋の部、中盤です! 百…

クララ
2週間前
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企画:令和版百人一首 恋の巻【夏の部】に参加します!2

きみの肌 撫で回す風 ジリジリと 胸を焦して 海からの坂 三羽さんの企画! 百人で恋の歌、…

クララ
1か月前
19

【短歌3首】つゆばた企画 初相聞歌+で参加させていただきます!

夢色か 涙色かと 花に問う その横顔が あなた想わせ 柔らかな その色の名を 僕は呼ぶ あ…

クララ
1か月前
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企画:令和版百人一首 恋の巻【夏の部】に参加します!

夕立が 君の涙と僕の声 流しそびれて 離れぬ小指 三羽さんの恋のうた。夏! 春が花ならば、夏…

クララ
1か月前
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企画:令和版百人一首 恋の巻【春の部】に参加します!2

花の陰 内緒話は ズルすぎる 熱持つ耳に 知らぬ顔して 春の部を「花」縛りで作ってみることにしました。 第二弾! 薄皮一枚程の外界からの隔絶って 気持ちの持ちようなんでしょうが、 あからさまなもの、明らかなものより ドキドキするような気がします。 秘密が増すというか。 同じように内緒話も。 触れるか触れないかぐらいの距離、 だけど他の人にはない距離、 これはグッときますよね。 涼しい顔をしたって、心拍数爆上がりです。 この歌に返すとしたら、 きっと「そっと這わせる指先

企画:令和版百人一首 恋の巻【春の部】に参加します!

その香り 心の底が 溶け出して  君であふれる 花の頃かな 以前、薔薇をテーマに書いた連…

クララ
1か月前
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【詩】赤い傘〜シロクマ文芸部〜

赤い傘はもうどこにもなかった 食べ終わったアイスのカップも 君の濡れた髪を拭いたタオルも …

クララ
1か月前
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【詩】企画:新色できました

シャボン玉はお好きですか? 私は大好きです。 シャボン玉は虹色ですから。 一つも取りこぼす…

クララ
1か月前
24

【詩】帰りたい場所〜青ブラ文学部〜

夕暮れの街角で いつだって思ってた 帰りたい 帰りたいって 帰りたい場所ってどこだろう …

クララ
2か月前
18

【自由詩】矢車菊色に染まりたい〜企画:色のある風景〜

矢車菊色の海 その単語を見たとき 思わずわあっと声がこぼれた そんな海だったら行ってみたい…

クララ
2か月前
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【エッセイ】小さなオルゴール〜青ブラ文学部〜

1/24スケールのドールハウスキットにパーツとして入っているオルゴール。時には曲目も選ばせて…

クララ
2か月前
27

【詩】春の夢〜シロクマ文芸部〜

春の夢はまったりとした午後に そのなだらかで艶かしい曲線を そっと指先でなぞれば 甘く芳しい吐息に翻弄される 永遠の春は瞬きの合間なんだよ 本当の意味を知って初めて 僕らは常春を手に入れる 指折り数えた夜が遠くなって 集めた星屑がみんな溶けてしまったら 柔らかな光の中で 春はこの扉を開けるから 夢に夢を重ねて 指先に熱を灯して 色づく吐息に震えて 醒めない夢を心の奥に めぐる季節の中で僕らは いつだっていつだって 揺らめく陽だまりに抱かれ 春の喜びに酔いしれる 春