見出し画像

【富士山登山日記#5】日本の最高峰。御来光と刹那な時間。

富士山頂到達後の記録。


4:25
山頂に到着。
登頂成功やったー!というより、良かった、とりあえず休憩を...。の気持ちの方が強かった。

周りの雰囲気もハイタッチとかではなく、ふぅ、終わったね、、みたいな冷静な感じだったし、みんな同じ気持ちだったよねと思っていたら、なんとまたすぐ登るみたい。

御来光が見えやすい三島岳まで目指します。

山頂は広大で素敵でした

もう無理だよ、本当に足動かないよ、、と思いつつ、ひたすら着いていきます。

やっと着いたと思ったらすでに朝日は登り始めていて、(九合目くらいから明るかったからね)急いで定位置を。ここからが本当に刹那な時間でした。


4:35🌄
いつから明るかったのか、いつから昇っていたのか分からなかった太陽。日本の一番高い所(正式には違う)でみている景色。


時が止まったようだった。ひたすら一点を見つめる。
初日の出やキャンプでみる日の出は昇っていくのが分かりやすいのに、なぜかここでは太陽が動いていることがよく分からなかった。写真を振り返ればしっかり昇っているのだが。


多分だけど、周りの明るさが変わらなかったからだと思う。太陽がどの位置にいても富士山頂中心の世界一面は一定にオレンジ色に照らされていた。紺から橙、水色と変わる日常ではなかった。オレンジがとても強かった。

影富士はここでも拝むことができた。
太陽の反対側は相変わらず雲海が素敵だった。


御来光を拝み終えるとすぐ、本当の山頂へいきましょうと。日本の一番高い所3336mの剣ヶ峰へ。
まじか、ここで少し休憩しないの?と思いつつ無我夢中でついていきます。

目指すは本当の最高峰


5:17
滑る斜面を登り切り、剣ヶ峰到達。
待っていたのは写真スポット。流れるようにパシャパシャ。はい次、はい次と頂標にいたのは体感3秒。
え?全然登頂成功した気しないんだけど??

これが本当の3776m


どんな気持ちであれ、登った事実は変わらない。
私は日本で一番高いところに立ったのだ。

これは私の人生でやりたかったことの一つであり、それを達成できた環境と運に感謝でいっぱいだ。


ツアー参加者全員撮り終えると、すぐ頂上富士館まで戻る。

雲海が本当に眼福



30分の自由時間を貰ったけれど、一番混んでる時間に、
浅間大社も日本一高いポストも、お土産も、あったかい飲み物も...なんて無理だった。

全部人だかりに行列だったので、浅間大社とお土産だけ寄った。

富士山頂郵便局に並ぶ列。
むりや。。

郵便局は行きたかったよ、、🥲
しかもお鉢巡りは強風だからしないらしい。 

体力残り僅かだったから強制的に出来ないと言われて少し安堵した部分もあったけれど、本当に強風だから?と疑う気持ちもあり。(だってなぜかすごく急いでいるんだもの)


私のイメージは真っ暗なうちに山頂について、御来光を待ち、山頂で朝ごはんを食べて、温かい飲み物で一息ついて、お鉢巡りをして、、だった。

次から次に時間を焦らす今回の工程に、もう絶対ツアーに参加しないって気持ちと、ツアーだったから、人といたから登れたという事実もあり、複雑な感情でした。

終始え?という感情が蔓延っていたが、
最後にはまぁーいいや!どうせまた登るだろ!その時で。と諦めもついてきた。

ステッカーはスマホに。キーホルダーはリュックに。いつでも一緒。
末吉でした
気圧でパンパンになるの見たかったの



そう思うと全てが楽しい思い出に反転した。


6:40
さぁ、本当に下界に降ります。


続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?